2022/03/03

社会主義の破綻・・・

筆者、3000冊の蔵書を以って、これ以上、蔵書を増やすことをやめました。ウクライナのことを理解できても、ロシアのことは理解できない・・・。かといって、関連書籍を入手することはありません。

ロシアを理解するための、手持ちの関連書籍は、数10冊ありますが、ほとんどが書庫に格納したまま・・・。今すぐ読める本はほとんどありません。今日の夜、岩波文庫のレーニン著『帝国主義』を取り出して読み始めましたが、その附録<バーゼルにおける国際社会党臨時大会の宣言(1912・11・24~25)>の冒頭にこのような言葉がありました。

<戦争勃発の機器が切迫したばあい、当該諸国における労働階級とその議会代表者との義務は、インターナショナル事務局の総合的活動の指示をうけながら、最有効と思われる手段の利用によって、戦争勃発の防止に全力をつくすことである。それらの手段は、当然、階級闘争の激化と一般政治情勢の激化とに応じて変化するものである。それでもなお戦争が勃発したばあいには、そのすみやかな終結のために手をつくし、戦争のもたらした経済上ならびに政治上の危機を、国民をゆりおこすために利用し、それによって資本主義的階級支配の排除を促進するよう極力つとめることが、その義務である・・・大衆的殺害と飢饉と疫病とのあらゆる惨禍におびやかされている、一切の民族の花の絶滅を防止するために、プロレタリアートはその全エネルギーを傾倒するであろう>。

筆者、無学歴・無資格、経済学や経済思想史の門外漢ですが、ウクライナに対して侵略戦争をはじめ、ウクライナの領土・領海・領空に侵入し、ウクライナの国家と国民を軍事力で制覇し、中立化という美名のもとに隠れて、ウクライナを非軍事化することによってその主権を剥奪、隷属化しようとする、今のロシア・・・、何なのでしょう? <バーゼルにおける国際社会党臨時大会の宣言>と真逆のことを行い、帝国主義を批判しながら、みずから悪しき帝国主義の担い手になりさがり、ロシアの利益のために恣意的に民主主義のウクライナに対して侵略戦争を引き起こす<ならずもの国家>になり下がってしまっている・・・。

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