2022/08/13

午前中、3人が来客・・・

この5月3日、96歳で、妻の実家のおかあさんが、老衰でなくなりました。おかあさんの姉妹は、みんな妹で、東京・千葉・大阪・高知に住んで、千葉のおばさんをのぞいてみんな認知症になり、老人ホームなどに入っていますので、千葉のおばさんの了解をとって、家族葬で葬儀を行いました。

8月13~15日のお盆は、妻の実家のおかさんにとっては初盆・・・。ほとんど村八分に近い筆者と妻は、長福寺と葬儀社にのみ依頼して、筆者と妻と、娘夫婦と孫の5人で葬儀をあげました。しかし、長福寺の文書で、妻の実家のおかあさんがなくなったことを知ったひとが尋ねてくるかもしれないと、妻は、昨日から、お母さんの寝室、仏壇のある部屋の掃除をしていました。午前中、尋ねてこられたのは、3人の方・・・。

昔、12,000人もいた湖南の人口は、今では、3,000人を切っています。その半分が60歳以上・・・。高齢者世帯は、750世帯・・・。その3分の1の、250世帯が独り暮らしであるとか・・・。しかも、ほとんどの人が、農家なので、国民年金と農業収入で暮らしておられるようです。

筆者と妻は、<ここらのもん>から<よそもん>として排除・疎外され、いらがらせの日々を過ごしてきましたが、もしかしたら、過疎化・高齢化で、湖南のどの集落も、<共同体>としての機能を喪失し、限界集落の危機的状況に直面しているが故の、社会現象なのかもしれません。

妻の実家のおかあさん、10年間、娘の世話・介護を受けて、娘夫婦に看取られながら老衰でなくなったのですから、過疎化・高齢化がもたらす悲惨さを経験しないですんだんかもしれません。認知症の、妻の実家のおかあさんの最後の言葉は、<おらのことを面倒みてくれていたのは、A子だったんだなあ・・・。ありがとな・・・>でした。

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