昨夜も、『アーレント=ヤスパース往復書簡』(全3巻)を通読していました。ひとりのユダヤ人哲学者・アーレントの目を通してみた哲学者・ヤスパースの姿を見るのが目的ですが、哲学者ヤスパースは、その自伝『運命と意志』で書いていることと、アーレントとの往復書簡で書いていることとの間に矛盾やすれ違いはありません。哲学者ヤスパースは、裏も表もない存在なのでしょう。包括者を前に、ひとりの人格として、裏も表もない統合された存在として、実存的に立脚して生きていたのでしょう。そうでなければ、『哲学』(全3巻 哲学的世界定位・実存開明・形而上学)など書くことはできなかったでしょう。
そのヤスパース、アーレントとの往復書簡の中で、<あなたと私のあいだには、ものの見方・感じ方の共通性がある>といい、<あなたが私に言っておられることは、私がそれによって生きている理念と一致します>と綴っています。
高校生のときに出会った哲学者・ヤスパース、筆者が受けた影響ははかりしれないものがありますが、そのヤスパースと同じような哲学者・アーレントがいる・・・。『アーレント=ヤスパース往復書簡』を読みながら、アーレントの代表作を読んでみたくなり、今朝、インターネットの日本の古本屋経由で、アーレント著『全体主義の起源』(全3巻 反ユダヤ主義・帝国主義・全体主義)を注文しました。ユダヤ人に対する差別と解放に生きる真摯な哲学者の思索と生き方を学ぶことができるかもしれません。
2022/08/29
アーレント著『全体主義の起源』(全3巻)を注文・・・
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