今日の午後、大阪市立大学・野口道彦著『『部落』の呼称と問題認識の変化――身分的呼称、階層的呼称そして地域的呼称――』を通読しました。
「旧穢多非人、新平民」概念、
「貧民部落」概念
「特種部落」概念
「細民部落」概念
に関する説明が展開されていますが、<部落>概念、<被差別部落>概念についての言及はありませんでした。野口道彦氏にとって、<部落>概念や<被差別部落>概念は、批判的研究の対象ではなさそうです。それらが、暗黙の前提となしまうとき、部落史研究は、本来あるべき姿から大きく逸脱してしまうのではないでしょうか・・・?
野口道彦氏が引用している、井上清著『部落の歴史と解放理論』の一節、<江戸時代の中期までに、どうにもならない部落・部落民がつくりあげられた>を紹介していますが、<部落>概念を不問に付す、無批判的に踏襲する野口道彦氏は、井上清のこの言葉がもっている問題点に気づかない・・・? 気づいていても、無視している・・・?
2022/08/17
<部落>概念に関する言及なし・・・
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