2022/09/19

台風14号で、山口県下松市平田川が危険水域・・・

今朝、インターネットのニュースでみた記事・・・。

<台風14号 山口 下松市 平田川と岩国市 島田川が氾濫危険水位に(2022年9月19日 4時46分)

山口県によりますと下松市を流れる平田川の平田観測所と岩国市を流れる島田川の玖珂入南橋観測所で午前4時までに氾濫危険水位を超えました>。

筆者が牧師をしていた日本基督教団西中国教区の山口県下松市にあった教会は、平田川沿いにあります。毎年、台風のときは、この平田川が氾濫危険水位に達したとの報道で、教会を氾濫からまもるために、雨の中、庭の排水作業を余儀なくさせられていました。氾濫すると、教会のたてものは、湖水に浮かぶ海の小屋になっていました。

今朝、筆者のブログ『田舎牧師の日記』で検索してみますと、つぎの記事がありました。

<●牧師さんの年金、そんなに少ないの・・・?
DATE: 04/16/2012 19:14:59

昨日、礼拝後、脳梗塞の後遺症で自宅療養されている教会書記の役員宅を尋ねました。その日の主日礼拝の説教の要約を話すことにしていますが、そのときは、兄、正座をして、筆者の言葉に耳を傾けてくれます。兄が、新しいパソコンを買って、もう一度使えるようになりたいと思っている理由のひとつに、牧師である筆者が書いているブログ『田舎牧師の日記』を読みたいというのがあるようです。この日記、現在の教会の牧師を辞して、東北福島の妻の実家に戻り帰農したあとも、書き続けることにしていますが、それを通じて、牧師である筆者がどのような人生の晩年を過ごすことになるのか、知りたい・・・、という思いがあるようです。

昨日、筆者の年金の話になり、今年の4月から満額受給できるようになったことを告げますと、姉は、<いくらぐらい・・・?>と尋ねてきますので、<月額にして・・・>と実数をお教えしますと、姉曰く、<そんなにすくないんですか!>と絶句してしまいました。
日本基督教団下松愛隣教会の牧師をしている間、30年間、常に、西中国教区の謝儀基準の初任給以下でしたから、年金額もそれに対応して、他の牧師と比べると格段に少ないのは当然といえば当然ですが、実際の年金額を耳にしたとき、姉は、驚かざるを得なかったようです。

今日、何度も繰り返し報道されていたニュースがあります。それは、8年後の山口県のこと・・・。山口県は、8年後、日本全体で2位に浮上する可能性があるということですが、山口県民、赤飯を炊いて、名誉あるその日の前祝いをしなければならないかもしれません。8年後、山口県は、日本全国の都道府県に先駆けて、高齢者を大切にする県になるというのですから・・・。

山口県は、他の都道府県より10年はやく高齢化が進行しているとかで、8年後には、山口県民全体の34.9%が高齢者になるとか・・・。8年後一人暮らしをしている山口県民は83000人に増える見通しとか・・・。山口県は、8年後においても、一人暮らしの高齢者83000人を抱えることができるほど、精神的・経済的にゆたかな県のようです。確か、山口県のモットーは、<日本一住みやすい県>になることだと聞かされていますが、どうやら、それほど努力しなくても、8年後には、高齢者にやさしい、<日本一住みやすい県>になっているようです。

筆者、来年3月末には、この山口を離れて、東北福島の妻の実家のある郡山市湖南町で帰農・・・、放射能汚染された福島の大地を耕して、米・野菜をつくり、自給自足の生活をしなければならないので、筆者、これまでの30年にさらに、その日暮らしの30年を積み重ねることになります。高齢化率、34.9%の高齢者にやさしい<日本一住みやすい県>の姿を見ることができなくて残念です。

この4月~6月まで、教会の前を流れる平田川の堤防工事があるようです。いままで、台風や集中豪雨のとき、氾濫して、教会の庭が池のようになったことが何回かありますから・・・。教会の周辺には、氾濫を防ぐために、土嚢を積む体力のあるひとは、ほとんどいなくなりました。高齢者にやさしい<日本一住みやすい県>にするためには、教会の前の川の堤防工事、必須です。

ただ、旧町名は、<大呑町>・・・。台風の高潮のとき、しばしば海に呑まれことのある地域・・・。東日本大震災の時のような津波に襲われると、教会のある地域、一瞬にして、荒れた海に呑み込まれてしまいます。でも、今回行われる堤防工事、しないよりした方がいい・・・。ただ、区画整理で、この<大呑町>・・・、<潮音町>と、とてもやさしい名前に変えられ、荒れた海に呑み込まれる可能性のある町であることが忘れ去られようとしています。<潮音町>が<大呑町>であることをみんなが忘れてしまったとき、忘れた頃にやってきた天災に<潮音町>が実は<潮音町>ではなく<大呑町>であることを思い出すことになるのかもしれません。水没した<潮音町>をながめながら・・・。まだまだ大丈夫かもしれませんが・・・>。

それから10年・・・、山口は、高齢者にやさしい、<日本一住みやすい県>になっているのかどうか、筆者と妻、寡聞にしてなにもしりませんが、いまだに、大きな台風が来るごとに、平田川の氾濫を心配しなければならないことは、それなりなのかもしれません。兄が天にめされたあと、姉は、高台の息子さんご夫婦の家に同居されていますので、台風による川の氾濫被害は免れています。遠くからではありますが、主イエスさまの御守りとご無事をお祈りいたしております。

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