昨夜と今朝、『アーレント=ヤスパース往復書簡』を読んでいました。その箇所は、ヤスパースがアーレントの主著に関して<批判>を展開し、アーレントがヤスパースの著作のひとつに痛烈な<批判>を展開しているところ・・・。
哲学の師であるヤスパースは、哲学の弟子であるアーレントに、<科学ではなく哲学に立ち戻るように>、<学問ではなく哲学に立脚するように>求めています。アーレントの激しい反発を彷彿とさせるやりとりが展開されていきますが、筆者、それを読みながら、哲学と科学(学問)の違い、科学とはなになのか、哲学とはなになのか・・・、それが、明確にされたような思いを持ちました。哲学は、思索・思考・考察・精神の OutStretch であり、InShrink に陥ってはならないこと、常に、InShrink から自分自身を解放し、自分自身を OutStretchし、単視点・単視角・単視座から複視点・複視角・複視座から総合的・統合的・全体的・本質的な考察に飛躍していくこと・・・。
哲学の師であるヤスパースは、その弟子であるアーレントに政治学から政治哲学へ、そして政治哲学から哲学そのものへ回帰することをすすめていたようです。アーレントは、人生の晩年において哲学そのものに回帰していく・・・。神学は、科学(学問)であり、科学として文献学に還元されるか、それとも<信仰の哲学>になるか・・・。アーレントは、神学が<信仰の哲学>になることに反対・・・。科学(学問)と哲学、神学の関係についての哲学的考察は、ヤスパース著『哲学』(全3巻)の中で詳細にとりあげられています。無学歴・無資格、学問とは無縁の筆者、哲学は、そのひとの精神を InShrink から解放し、OutStretch に導くものであると思いました。その思考過程を、『アーレント=ヤスパース往復書簡』の本の表紙の裏にメモ書きしました。
2022/09/14
哲学とはなにか・・・
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