2022/09/09

妻と、昨日読んだ『アーレント=ヤスパース往復書簡』の話をする・・・

昼食のあと、紅茶をのみながら、妻と、筆者が昨日読んだ『アーレント=ヤスパース往復書簡』の話をしました。

アーレントとヤスパースのふたりの哲学者による1950年という、ナチス・ヒトラー顔負けの戦争をしかけているソビエト・ロシアのスターリンの軍事行動に関する、アーレントとヤスパースの批判・・・、妻は、<1950年は、72年後の今と同じ状況に置かれていたのね。ロシアのプーチンは、そのころのロシアの夢を今実現しようとしているのかしら?>と話していましたが、核戦争をちらつかせながらの世界に対する脅迫、軍事的侵略の正当化・・・、同じロシア民族であると主張しながら、ウクライナの国土と国民を破壊・抹殺しようとするロシアのプーチン・・・、戦後77年の平和を願う西欧の国々の夢と努力を、ソ連の膨大な軍事的遺産を駆使して、<解放>という旗印のもとに、ウクライナを侵略し続けているロシア・・・、世界におけるロシアという国の信頼性を大きく損なってしまいました。経済的に豊かになれば、戦争をしかけることはないだろうという西欧諸国の予想・期待をもののみごとに裏切りナチス・ヒトラー顔負けの侵略戦争をはじめたロシア・プーチン・・・、時代錯誤もはなはだしい。そのロシアと同じ立場にあるのが、中国共産党ひきいる中国、諸外国が、中国は経済的に豊かになれば、その覇権の拡大はやめるだろうという期待のもと経済復興に協力してきたのに、中国は、豊かになればなるほど、覇権主義を前面に打ち出し、軍事力・経済力による諸外国の属国化・植民地化をすすめ、欧米諸国にロシアとともに敵対しようとしています。

ロシア・中国に対する欧米の<温情>は、まったく無意味であり、その努力は無に帰してしまったということでしょうか・・・。欧米諸国や日本などに<反旗を翻した>ロシアと中国、大きく世界の国々からの信頼を失ってしまったような気がします。取り返しのつかない形で・・・。

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