朝食後、妻と話し合った、若槻俊一著『農村医学』の一節・・・。
<農民の農薬散布の際の中毒例などは、自殺のような劇的な悲劇を示す場合はそう多くはない。中毒症状が、ある程度の重さになると、あわてて仕事をやめ、危険状態を脱して命はとりとめる。いちおうその場は切りぬけられる。しかし、身体の状態は十分回復していない。いわばふらふらなのである。ところが、それにこりるどころか、「なに、たいしたことはない」とばかりにまた仕事をはじめる。こんなことを平気でやる。そこで、ついに慢性中毒の状態になる。そういう時には、しばしば他の病気が加わりやすい。たとえば、外傷の事故が起こるというような事故も起こる。そのため首の骨を折って死ぬというようなことにもなる。あるいは、農薬で潜在的に肝臓を悪くしているところへ、流行性肝炎が新しく加わって、ついにそれがもとで死ぬとか・・・。すると、これらの場合はみな死因は、頸椎捻挫とか肝炎とかの診断名となり、農薬中毒との関係は、少なくとも表面上からはまったく消えてしまうのである。このような統計上にかくれた部分はどんなに大きなものであろう>。
筆者、以前、農薬散布用の防護マスクをつけて、1000倍のはっか水を散布したことがありますが、アレルギー性鼻炎の筆者、防護マスクをすりぬけて鼻の中に入ってくるはっか水のにおいから、どんなに農薬散布用の防護マスクをつけても、散布する農薬を体内に吸収されるのを防ぐことはできないと思いました。日本基督教団の牧師になるために農村伝道神学校で学んでいたとき、アルバイトで、農薬散布の会社に勤めていたことがあります。農薬散布といっても、農場だけとは限りません。公園やゴルフ場も散布対象になります。あるとき、その会社が皇居の芝生の防除を請け負ったことがあります。宮内庁の警察から、皇居の芝生の防除作業に入る人のリストを提出するように求められ、その会社の社長は、筆者の備考欄に神学生と書いたそうです。すると宮内庁の警察から、<牧師のたまごだけは皇居に入ることはできない>と言われ、筆者は、即、その会社を首になりました。幸か不幸かわかりませんが、筆者、農薬被害がでる前に、農薬散布のアルバイトから身を引くことになりました。散布されていた農薬の成分を見ますと、その中にパラチオン製剤がありました。今、農薬・除草剤が大量に散布される、妻のふるさと・湖南に棲息していますが、周囲がなんであれ、筆者と妻は、無農薬栽培に徹しています。他の農家が農薬を散布いているときは、筆者と妻は、Kestrelの農業者向けのポケット気象計で dt 値 と風向・風力をもとめて、その農薬を吸引する危険度を予測、少しく吸引の可能性があれば、すぐその場を離れることにしています。
2022/09/11
しのびよる農薬による健康被害・・・
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