空は、すっかり秋の空・・・。
今朝、妻がテレビの天気予報をみていたとき、うろこぐもとひつじくもの見分け方について説明があったとかで、とても喜んでいました。
筆者、村井昭夫他著『雲のカタログ 空がわかる全種分類図鑑』をとりだして、<雲をつかむ話――雲観察のコツを教えます!>のページを開いて、<手をつかって空にある雲の大きさを測る方法>という写真を見せました。どうやら、テレビの天気予報で紹介されたのと、まったく同じ説明であったようです。
参考文献に和書6冊、英書1冊(Richard Hamblyn著『The Cloud Book : How to Understand the Skies』)が紹介されていました。
ひつじくもといわれている雲は11種類あるそうですが、それまで1種類しかなかったひつじくもが、関連書籍を読むようになると、11種類に増え、それらを相互に識別することができるようになります。世の中の問題もすべからく同じですね。通説・一般説に依拠していきてきた人が、少しく学びはじめますと、問題解決の方向性が1つに限定されることなく、多様性を帯び、10も11もそれが広がっていきます。通説・一般説、教科書に書かれていることが唯一正しいことだと限定しますと、真実が見えなくなってきます。
筆者が持っている公的資格は、運転免許のみ。情報処理技術者試験は、<国家試験>であっても<国家資格>ではありません。よって、情報義儒者試験の合格者に交付されるのは<合格証書>だけであって<資格証書>ではありません。筆者の場合、情報処理技術者試験・第ニ種の<合格証書>の交付を受けたということは、高卒程度の学力にみあう情報処理に関する知識・技術を身に着けているとの、単なる証であって、学歴とも資格とも一切関係ありません。現代社会のシステムは複雑ですね。問題は、高卒が第二種に合格しても、専門学校や大学卒のひとがこの第二種にも落ちるということがめずらしくありませんが、それは、専門学校や大学での指導に問題があったということなのでしょう。その原因が指導ではなく受講生にあったとしたら、学歴にみあう学力を持っていないことを意味し、ゆゆしき問題になります。
無学歴・無資格の筆者、今現在、<学会>なるものに入っているのは、東北農業気象学会だけ・・・。この<学会>、会員になるための学歴・資格条項はありませんので・・・。昔、日本解放社会学会の会員になったことがありますが、それは、学歴をもたないで学歴差別を研究しているということで推薦されたことがあります。東北農業気象学会に入っているのは、東北地方における農業気象、特に、湖南における微気象を知り、それを田舎暮らし・山郷暮らし・百姓暮らしに生かすため・・・。東北農業気象学会の過去の研究成果のおかげで、筆者と妻、2013年に湖南に帰郷・帰農して以来、冷害にあうこともなく、有機・無農薬栽培で、栽培不能といわれる、標高550mの湖南高原の、妻の実家の棚田の田でコシヒカリ・はえぬきを栽培し続けています。無学歴・無資格者にも、学問的研究にアクセスしてその研究データを利用できるのは、いいことですね・・・。
2022/09/26
うろこくもとひつじくもの見分け方・・・
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