2024/06/02

たかが2時間, されど2時間・・・

     午後は, 疲れて仮眠をとりました. 目が覚めたとき, NHKで, "2時間でまわるプラハ歴史地区" (午後3:30-5:30) という番組が報道されていました. 

    戦災を免れた古代からの大都市の文化がどのような発展をたどることになるのか, 興味を持って鑑賞していましたが, そのようなウクライナの文化都市の上に, 左翼主義思想の勝手なイデオロギーの下、大砲やミサイルを撃ち込み, 建物と住人を破壊して省みることのないロシアって, 何なのか・・・, 怒りと悲しみの思いを持ちながら2時間の番組を最初から最後まで見ていました. 

    プラハにあるキリスト教の大聖堂・・・. そこには, チェコのキリスト教の歴史が刻みこまれているようですが, 海外旅行をして見ることになる風景や文化遺産・・・, 聖書信仰とかなり違和感のあるキリスト教ないしキリスト教会の歴史と宗教文化遺産に, 少しくとまどいの思いをもちながら見ていました. 

    キリスト教曼荼羅の世界・・・? 聖人に対する信仰のわき役のようにおかれたイエス・キリストの像・・・. 宗教が国家宗教化, 民族宗教化したときのひとつの世俗的なキリスト教の世界・・・? 番組の最後の言葉, "たかが2時間, されど2時間" という言葉が心に残りました. 2時間で何を見て, 何を聞いて, 何を知ることができるのか・・・. 

    私の蔵書の中で, チェコのキリスト教について書かれているのは, "The New International Dictionary of the Christian Church" の "Czechoslovak Church" の項だけ・・・. "The Oxford Companion to Christian Thought" に関連記事はありませんでした. 番組で描かれたチェコのキリスト教は, 聖書信仰の持ち主である私にとっては, まったく無縁のキリスト教であるようです. 


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