2024/06/03

複数の本を同時に通読・・・

    無学歴・無資格 (Academic Outsider) の筆者の読書法は, 高校生のときから, 複数の本を同時に通読する方法・・・. 

    その習慣は, 76歳になった今日でも継承されていて, 今日の夜読み進めたのは, 愛媛県の部落史研究の史資料集と, リュフィエ著  "生物学から文化へ 3 人種と人種主義・未来", アルベール・メンミ著 "イスラエルの神話 ユダヤ人問題に出口はあるか", 師岡祐之著 "戦後部落解放論争史 第1巻"・・・. 

    なぜ, そんな読み方をするのか・・・. "独学" に付きまとう, 独学内容の偏向を防止し, すべての主張・理論を相対化するため・・・. 室岡祐之氏は, "従来の解放理論が解放運動にとってすでに桎梏となっている" と, 1980年に明言していますが, 従来の解放理論は, "いったん受け入れると容易に捨てがたい" と指摘し, "従来のように歴史学に偏重したやり方ではなく, 社会学, 文化人類学, 民俗学, あるいは文学など, 文化諸学による多角的アプローチとその総合による認識が必要である" と提言しています. 

    2005年5月に, 私はインターネットのブログ上で, "部落学序説" の公開執筆を開始しましたが, "部落学" ではなく, "部落学序説" にしたのは,
歴史学・社会学・文化人類学・民俗学・文学だけでなく, 法学・政治学・経済学・心理学・哲学・宗教学・神学などの学際的研究のための課題と方法論について言及するため・・・. "序説" は, "Prolegomena" の意です. 

    師岡佑行氏は, 部落解放同盟新南陽支部の部落史研究会の方々の話しでは, 2006年6月12日に自害されたとか・・・. 

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