鶴川学院農村伝道神学校在学中, 鶴川学院シオン幼稚園で幼稚園教師をしていた妻と出会い,結婚の了承をとりに, 妻の実家を尋ねたとき, 妻の実家のおとうさんから, 結婚を許可する前提としてひとつの約束を守ることを求められました.
それは, "どんなに歳をとってもいいから, 必ずふたりで元気で仲良くここさ帰ってくること・・・".
その約束を2013年4月1日に守ることになりました. 2011年3月11日に, 東日本大震災とそれにともなう原発事故による放射能汚染のあと, 東海村原子力発電所に出稼ぎ労働者として勤めてことがある妻の実家のお父さんはショックを受けて, "被曝の可能性で心配するのはおらひとりで十分だ. ここが放射能汚染されていたら, もうここさ戻ってこなくてええ・・・" と寂しそうに話していました. 私は, "何があっても帰るから!" と言っていたのですが, 次の年2012年1月1日に心臓発作で急逝しました. 妻の実家のおかさんの認知症がはじまっていたので, 準備をして2013年4月1日に, 日本基督教団の隠退牧師になり, 東北福島の妻の実家のある湖南に帰郷・帰農しました.
帰郷・帰農することになることは最初からわかっていましたので, 時間をかけてゆっくりその準備をしていましたが, そのとき読んだ本は数10冊・・・. その中でも特筆すべきものがあるとすれば,
"団塊の帰農 それぞれの人生二毛作" (2003)
"田園生活の教科書 辛口のカントリーライフ入門書" (2001)
"田舎暮らしに殺されない法" (2008)
"自然の中で生き残るためのサバイバル読本" (1999)
"実践!米作農業入門" (2011)
Amazonで, 帰郷・帰農に関する本を検索してみましたら, こんな本が・・・.
地獄の田舎暮らし (2021)
田舎暮らしはつらかった (2005)
田舎暮らし毒本 (2021)
脱都会[田舎暮らし]は生き地獄 (2017)
ほんとは怖い田舎暮らし: あなたの知らない田舎の真実
誰も教えてくれない田舎暮らしの教科書 (2018)
田舎暮らしはもうたいへん (1999)
田舎暮らしは甘くない: 光明山房顚末記
田舎暮らし失敗事例から考える (2018)
これが最適な田舎暮らしなのか
失敗しない田舎暮らし入門 (2004)
これがリアル田舎暮らし!!: それでも憧れますか?
サリーマンよ!田舎暮らしは、やめておけ。
これが最適な田舎暮らしなのか
"団塊の帰農 それぞれの人生二毛作"・・・, この本が出されて今年で22年・・・. "それぞれの人生二毛作" はどうなったのか・・・? それを調べようとして検索してみたのですが, 出版された本の表題から類推するに, 惨憺たる結果に終わったようです. "飛びたいと思う精神につばさがともなうのは容易なことではない" (ゲーテ "ファウスト") という言葉を身を持って経験させられたのかもしれない・・・.
私がブログ上で "部落学序説" を描き下ろしで公開執筆しはじめたのは2005年・・・, それから20年の歳月が経過しましたが, 2005年の読者の方々は, 今, どのような人生をおくられているのでしょうか・・・? "蛙独言" の田所蛙司さんも, "ジゲ戦記" の方々も語ること少なくなってしまいました.
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