朝, 段々畑の草刈りにでかけようとすると・・・

    朝5:00に起床, ギリシャ語聖書を通読・・・, ヨーグルトとインスタントコーヒーを飲んだあと, 野菜直売所・湖南四季の里に出展するため夏野菜を収穫して帰ってきた妻に代わって, 軽トラに草刈り機を積んで, 昨日の段々畑の草刈りの続きをしようと思って準備をはじめたとき, 妻が, "あなた, 今日は段々畑の草刈りはやめた方がいいわよ. 高温多湿で, 無風状態・・・. 汗が吹き出してきて仕事にならないから・・・" と強くいいますので, 吉田農園の農園主である妻の言葉としてはめずらしいので, 妻の言葉に従うことにしました. 棚田の田には, 水が十分入っているのを確認したので, 棚田に水管理のためにでかける必要もないとか・・・.

    私は76歳, 妻は68歳・・・, 8歳の年齢差は, 徐々に体力の差を減少させていっているようです. そのうちその差は逆転することになるかもしれません. 

    高齢化とともに，プロの農家がどのような人生行路の港にたどりつくことになるのか, 純然たる農村的地域社会の, 妻のふるさと・湖南には, 数多くの事例が存在します. "他山の石" のなんと多いことか・・・. プロの農家の高齢化がもたらすものは, 農地の荒廃化・・・.耕すひとがいなくなった田畑は, 見るにしのびない・・・.

    湖南の赤津村で一番ちいさな農家といわれ, 湖南農協の正組合員・準組合員になるための要件を満たしていないと拒否された妻と私が, おとうさんから受け継いだ田畑4.6反を荒廃させることなく維持しているのは, 妻と私が耕している田畑は,  湖南の赤津村で一番ちいさな田畑だから・・・. 田畑転換して, 2.4反の田, 温水田0.5反, ハス田0.1反, あとは 農業用ビニールハウス・簡易温室・雨除け栽培用トンネルを含む畑・・・. コメと野菜・果樹の有機・無農薬栽培の自給用多機能農園化しているため・・・.