2024/08/24

昨夜, 野矢茂樹著 "論理学" を読み直して・・・

    昨夜, 野矢茂樹著 "論理学" を読み直してました.

    これまで何度も精読したことがある本ですが, "部落学序説" の執筆を計画していたときに,  部落差別問題や部落史研究の史資料・論文を読んでいて遭遇したあいまいな表現をとりのぞくために, この "論理学" を使用していました. 例えば, "被差別部落" という概念の内包と外延, "穢多"・"非人"という概念の内包と外延の明確化について・・・.

    "部落学序説" の執筆に先立って, 基礎的な概念について, 繰り返し繰り返し再定義を行って来ましたので, 部落差別問題や部落史研究の "ズブの素人" である私も, 単なる "ズブの素人" に終わらず, "筋金入りの素人"として, インターネットのブログ上で "部落学序説" の公開執筆をはじめたのでした. その筋金は, 私の精神構造をも貫いていますので, 2005年に公開執筆した "部落学序説" の主張・論説は, 20年が経過した今も,なんら変わることはありません. 京都大学大学院をでられた日本文化史研究者の方のアドバイスで, 同和対策事業・同和教育事業終了とともに多くの学者・研究者・教育者・運動家が関連書籍を古書店に売却した時代に, 私は,部落差別問題・部落史研究の基本的な史資料を安価に収集することができました. それらの史資料・研究論文集をひもといても, "部落学序説" の基本的主張を見直す必要はないと確信してきました. "ズブの素人" から "筋金入りの素人" に脱皮した私は, もとのただの "ズブの素人" に舞戻ることは不可能です.  

    山口県立下松工業高校に情報処理教育の教室が新設されたとき, 一般市民20名を対象に公開講座が開かれました. それは, BASICによるプログラミングの講義でしたが, 1週間の講義で, 私は自由自在にBASICでプログラミングができるようになりました. というのは, BASICは, "記号論理学と同じか, それよりも簡単・・・" と思ったところにあります. 記号論理学の記号を反訳する方法を日本語ワープロOASYSで実践していましたので, 記号論理学の知識・技術を使用して, 各種プログラミング言語の世界に入っていくことができました.
 
    記号論理学は, 高校2年生のとき, 父からもらったお年玉で, "講座哲学大系" (全7巻) を入手しましたが, その中に紹介されていました. 記号論理学とのつきあいは, 私にとっては, 長いつきあいです. それが,  すべてのことにおいて, "ズブの素人" から "筋金入りの素人" への道を切り開いてくれたのでしょう.

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