今日は, 日中, 野矢茂樹著 "論理トレーニング" で紹介されている論理学の手法を, Visio2013 でフロートチャート化していました.
この本は, "伝えたいことは単純である. 'なぜ' と問うこと, これである. ある主張に対して, 'なぜそう言えるのか' と問う. この問いかけが論証を支えている. 他人の主張に対して, そして何よりも自分の主張に対して, 'なぜそう言えるのか' と問うこと. この問いかけに対してごまかさずに正面から答えるためのトレーニング"のための教科書であるようです.
野矢茂樹氏は,この本でトレーニングしてきたものが, 他者や自分の論理構造を分析・構築して, "自ら発言し, 執筆" できるように "ノウハウ" を伝えたいといいます. 言葉と若干の図で執筆された "論理トレーニング" の内容を, Visio2013のフローチャートで図式化し, 論理構造のエラーを可視化, エラーの少ない論文を執筆するためのツールにしたいと思って作業していました.
ひとつの仮説 (命題) に対して, 最低でも左図のような思考過程が存在しているようです.論理学的な思考を徹底するためには, すべての過程を検証しなければならないようです. その点, 学問的研究と違って小学校・中学校教育は "気楽" ですね. どのような仮説 (命題) も文部省 (文科省) の指導要領に従って,"前提" として教えれば済むのですから・・・. といっても, 部落問題・部落史研究に関する指導要領の記事はころころかわっているので, 同和教育・人権教育に携わる教師に対して, どんな同和教育を実践しても免罪符を与えるにすぎないのですが・・・.
【問題】
"被差別部落の人々は江戸時代の穢多・非人の末裔である" という命題の論理的欠陥を指摘しなさい"
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