2022/05/26

筆者の農法は、実存哲学的自然・農法・・・

ヤスパース著『哲学』(全3巻)の精読をしていますが、あと117ページ・・・。全部精読し終えるのに、何か月かかるやら・・・。最近読んだ個所にこんな言葉がありました。

私が暗号を解読するのは、
  私が自然の一定の領分において
   いろいろの一日中の時刻や
   一年中の季節における
   またあらゆる天候の下での領分(特有)の
  自然の生活を
 自分の諸々の活動を通じて熟知する場合である。

 ただこのようにしてのみ私は
  自分の生活に
   私がこの場所柄としてのその生活と交際することによって、
  蔽われるのである。
 私の諸々の観察と催し事は
  ——これらは自然と共にあるこの存在において
    何ら挿入された他者なしに、
    何の規律もきまった仕掛けもなしに
    為され、かつ経験されるのであるが、
 私を人間世界から浮き出させる・・・>。

筆者の農法は、実存哲学的自然・農法・・・。哲学者ヤスパースが『哲学』(全3巻)で言及している<自然>と<農>の関係は、当時のドイツをはじめとするヨーロッパ諸国の<自然>と<農>のかかわりがどのように反映されているのか、また、批判されているのか、布浦芳郎著『世界食糧戦』の記事が参考になりそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

この冬の知的作業は観聖寺文書の再判読・・・

    今日は1日,  これまで再読した観聖寺文書を再検証して, MSwordで活字化, A4判19枚にプリントアウトして, 隣村の郵便局からゆうパックで送りました.     12月20日から来年3月20日までの3ヶ月間, 晴耕雨読ならぬ晴れた日は除雪作業, 雪の降る日は読書三昧...