夜、ボロボロになった『石垣りん詩集』を補修しました。そのとき、目にとまった詩・・・。
<死者の記憶が遠ざかるとき、
同じ速度で、死は私たちに近づく。
戦争が終わって20年。もうここに並んだ死者たちのこと
を覚えている人も職場に少ない。
死者は静かに立ちあがる。
さみしい笑顔で
この紙面から立ち去ろうとしている。忘却の方へ発とう
としている
私は呼びかける。
西脇さん、
水町さん、みんな、ここへ戻ってください。
どのようにして戦争にまきこまれ、
どのようにして
死なねばならなかったか
語って
下さい。
戦争の記憶が遠ざかるとき、
戦争がまた
私たちに近づく
そうでなけば良い>。
石垣りんの詩は、高校生のときから、筆者にとってはかけがえのない詩でした。戦争と平和に関する心情、悲しみと苦しみ、怒りと祈り・・・、あたまではなくこころに感じて、共有した詩です。
2022/05/21
夜、ボロボロになった『石垣りん詩集』を補修・・・
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