今年は、昨年、シュレーゲルアオガエルの卵がすくなかったので、<絶滅>を心配していました。それで、今年は、シュレーゲルアオガエルの産卵場所を確保するために、妻の実家の棚田の田の埴生を見直しました。
シュレーゲルアオガエルは、畦際に卵をうみつけるので、田の畦を産卵場所にふさわしい状態にしなければなりません。大型トラクターの装着された畦塗り機で畦塗をしますと、シュレーゲルアオガエルの産卵には不適切な場所になります。それで、妻の実家の棚田の田では、畦塗りをしないで、畦幅を1m20cmにして、モグラの穴を塞ぐだけにします。畦から畦際の水を草が覆うようにして、シュレーゲルアオガエルの天敵からその卵を保護してやります。
シュレーゲルアオガエルの寿命は、5~7年・・・。シュレーゲルアオガエルが大人になるには2年かかるといわれています。つまり、妻の実家の棚田の田にいる大きなシュレーゲルアオガエルは、いつも田んぼの中に入って作業する筆者と顔見知り・・・! シュレーゲルアオガエルがひとなつっこいのは、彼らが筆者のことを覚えていて、かれらにとって筆者は無害であると判断しているからでしょう。
シュレーゲルアオガエルは、筆者と妻にとって、<同棲同類>(高村光太郎の詩)の仲間・・・。
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