英書を読んでいますと、私のたまはスッキリしてきます。
やまとことばに訳された『文語訳聖書』を読んでいるときと同じ状態になります。 現代日本語は、やまとことばと漢語と外来語が入り混じった文章になりますので、あまりすっきりした言語ではなくなっています。 角川小辞典に『外来語の語源』というのがありますが、一つの英単語が、どのように訳されて、現在の辞書の表記になったのか、その歴史的経緯を知ることができます。
たとえば、<writer>という英単語に<筆者>という訳が割り振られたのは、文化11年に出版された『諳厄利亜語林大成』において・・・。 <書き手>は、明治9年の『英和俗語辞典』において・・・。 <作家>は、昭和6年『日本語となった英語』において・・・。
最近、私は、辞書をつくる学者・研究者は<凄い! >と頻繁に思うようになりました。 EnglishWritingのために集めた英語辞書、どの辞書にも個性があって学ぶことが多い。 75歳になって、取り戻した、中学生時代の知識欲・学習欲です。 中学3年生の英語の最後の授業のとき、英語の寺田先生は、<中学でならった英語で、英訳聖書を読むことができる。 中学で習った英語を忘れないために、英訳聖書を読みなさい>と話しておられましたが、その寺田先生の指導が、私の人生を大きく変えた可能性があります。 高校1年生のとき、『英訳新約聖書』を読み始めましたから・・・。 そして、日本基督教団の隠退牧師になってひさしい75歳の今も、『英訳聖書』を読み続けています。
2023/06/12
英書を読んでいると頭がすっきりする・・・
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