2023/06/11

気分転換に、『古文書が語る栗田村ー村の姿と人々の生活ー』を読む・・・

    夕方、気分転換に、『古文書が語る栗田村ー村の姿と人々の生活ー』を読みました。 1ページの上段に、古文書の写真版が、下段に解読・注記・現代文・解説が掲載されています。

    最近、古文書を読むときに使う古文書解読辞典は1冊だけ・・・。 その古文書解読辞典で、『古文書が語る栗田村ー村の姿と人々の生活ー』に収録されている古文書を読むことができます。 この古文書解読辞典、誰からも推奨されたことがない古文書解読辞典ですが、無学歴・無資格(Academic Outsider)、古文書研究の門外漢である私が、試行錯誤の上に出会った古文書解読辞典です。

    先祖代々栗田村に住んでいた家には、その古文書が多数残されていると思われます。 一部は、<長野市公文書館>に保管され、長野市民の閲覧に供されていますが、まだまだ、各家に保管されている古文書が少なくないようです。 その家の継承者が、自分で古文書が読めるよう、古文書の読み方が独学できるように編纂されたのが、『古文書が語る栗田村ー村の姿と人々の生活ー』です。

    信州栗田村は、幕藩体制下を通じて、長吏(江戸時代の司法警察官)を設置していませんでしたので、明治以降の<被差別部落>を含んでいません。 そのため、『近世栗田村古文書集成』や『古文書が語る栗田村ー村の姿と人々の生活ー』が出版されるのでしょうが、日本全国の被差別部落にも、古文書が存在し、それが正当に評価される時代がくることを待ち望んでいるのでしょう。 近世幕藩体制下の司法警察官であった<穢多>役、<非人>役を、1000~2000年、<奴隷として、社会の底辺に落とし込められ、差別されていた賤民であった>とする<賤民史観>によって、左翼思想、マルクス主義思想の学者・研究者・教育者・運動家によって、世幕藩体制下の司法警察官であった<穢多>役、<非人>役のほんとうの歴史が隠蔽されてしまいました。 <被差別部落について触れてはならない>というエセ反差別主義は、一般の国民に向けて語られた言葉ではなく、被差別部落の人々に向けて語りかけられた言葉です。 <部落民は、そのほんとうの歴史を知ってはならない。 黙って、左翼思想・革命思想にもとづく我々の方針に従うべきだ>と。

    左翼主義思想家によって、<冬眠>させられた、被差別部落の先祖のほんとうの歴史を物語る古文書は多い・・・。 山口県立図書館の研究員の木下先生は、<山口県立文書館には、まだ公開されていない被差別部落に関する史資料が多い。 時代が変わって、それらの史資料を公開できるようになれば、吉田さんが調べたことが間違いではないと評価される時代がくる・・・>と話しておられました。 ロシア大統領プーチンが、ウクライナの人々をネオナチから解放すると称して軍事侵略したのと同じように、日本の社会主義思想家は、旧<穢多>、旧<非人>の末裔を<賤民>の末裔と断定、ラベリングして、反体制運動の担い手に仕立てて行ったのです。

    日本から部落差別をなくすためには、被差別部落の人々が、自分たちの歴史を、古文書と伝承を調べて、歴史の真実にたどりつき、左翼思想がもたらした差別思想<賤民史観>を払拭する以外に方法はありません。 被差別部落の人々は、自分たちのほんとうの歴史を奪われ、差別的な<賤民史観>を押し付けられて、根無し草のように故郷を否定しながら生きていくことを余儀なくされて、<学者さまの言うことですから>と、<ご無理ごもっとも>と受け入れるだけでいいのでしょうか?  <幽霊見たり枯れ尾花>、左翼思想が主張する被差別部落の人々が差別される<理由>は、<ごんごち>(旧長州藩領地の方言で幽霊のこと)にすぎません。

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