2023/10/19

海外ドラマ”名探偵ポワロ”の劇的な最終回・・・

    昨夜, たまたま見ていた海外ドラマ ”名探偵ポワロ” の最終回, ”カーテン - ポワロ最後の事件 - ” ・・・, 劇的な終わり方でした. 

    私がテレビにスイッチを入れたとき, 目に飛び込んできたのは, 探偵ポワロが, 老衰でベットに横たわり,  十字架を手にとって, ”Forgive me・・・ (我を許したまえ) ” と神に祈っている場面でした. そのあとに, その祈りの意味が明らかにされて行きます. 

    名探偵ポワロの最後は, ポワロが老いの力をふりしぼって実行した, 愛する人々を守るための 完全犯罪をたくらむ ”悪魔” のような犯人の”殺害” でした. ギリシャ語聖書の ”悪魔” の語源そのものの犯人の悪行・・・.   ”名探偵ポワロ” の最終回の結末は, 極めてヨーロッパ的な結末なのでしょう. 

    私が高校生のとき, Sweden Covenant Mission のグンナル・クリスチャンソン先生と長い対話の末, 洗礼を受けましたが, そのクリスチャンソン先生は, ”’汝人を殺すなかれ’ という戒めは守らなければならないけれど, いつでも守らなければならないというわけではない. 愛するものが危険にさらされたら, あなたは自分の命に代えて愛する者を助けなければならない. 外国から侵略されたら, 愛する者の住む国を命をかけて守らなければならない. 愛する者と愛する者が住む国が侵害されるのを黙って見過ごすのは, ’汝人を殺すなかれ’ という戒めを破るよりもっと大きな罪を犯すことになる・・・” と, 高校生の私に話しかけて来られました. 

    Sweden Covenant Mission のグンナル・クリスチャンソン先生から教わったキリスト教の信仰は, 内村鑑三の無教会主義的な日本的基督教でした. クリスチャンソン先生は, 日本の国は日本人の手によって守らなければならない, 戦後5年がとっくに経過しているのだから, 日本は独自の軍隊を持って, 自分の国は自分で守らなければならない・・・と話しておられました. 

     ”名探偵ポワロ” の最終回の場面を見ながら, そのことを思い出していました. 
    

0 件のコメント:

コメントを投稿

知力の限界・・・

    知力の限界・・・     それを感じ始めたのは, 高校1年生のとき・・・.  中学3年の3学期, 私が尊敬し,その中学校教師のような教師になりたいと思っていた教師が, 公金横領詐欺事件で児島署に逮捕されたという報道が, ラジオから流れてきました.     私は高校受験のた...