夜, 姪の御主人について調べる・・・

    夜, 姪 (姉の次女) の御主人について, インターネットで調べてみました. 

    彼は, なくなった嫁の母と私の間に "確執" があったと思いこんでいるようですが, 手紙の文面では, 私が姉の一周忌に出席した時には, 私からその "確執" を詰問したかったようです. 出席しなかったことで, 私の姉に対する思いを聞きただすことができなくて, "残念でなりません. 何が, どんな事が有ったのか？ 私には解りかねますが, 人に道を諭されるご職業の方故、余程の事が有ったのだと拝察・・・今後この様なお手紙やご連絡を差し上げたりする事はないと思います、どうぞお達者で・・・" と怒りの思いと絶縁の意志表示の手紙でした. 

    私と姉の間には, 生前, 何の "確執" もなかったのですが, どこでどうしたら, そんな手紙を私のもとに送り付けることになるのか, まったく解せません. 私は幼い時から, 繰り返し, 姉から, "父親の老後のめんどうを見るのは, 長男であるあなたの役目・・・" と言われ続け, 私もそれがあたりまえなのだろうと思って, しかも, 私が洗礼を受けた１か月後に父が脳梗塞で倒れ、大学進学も断念して, ５年間, 母と妹と私の３人で働いて収入の５０％を父の医療費に使ってきました. なにしろ５年間３日に１回昔からかかっていた医院の医者に往診してもらっていました. 姉は, 父の老後の面倒は見ていません. お嫁に行ったのですから, それは当然のことと母も妹も私も思っていました. 

    父が亡くなったとき, 姉が親類・親戚筋に電話して葬儀に呼び寄せたのですが, 彼らは, "こんなに貧乏しているならくるんじゃなかった. 香典を出しても形見分けをもらえないのでは損をした・・・" と話していたので, 私は, 彼らに香典を返し, お返しの品を添えて帰ってもらいました. そのとき姉が, "私の形見分けは・・・？" と言いますので, 近所の方々から頂いた香典と母方の親類・親戚筋から頂いた香典から経費を差し引いて残った額を全額姉に形見分けとして渡しました. 姉はとても喜んでいました. そのとき, 私は, 姉から言われた通り、父の老後の面倒は最後まで見ることができたとホッとしました. 香川県の親類・親戚筋の風習と私の母の徳島県の親類・親戚筋の風習とはまったく似て非なるものでした. そのことがあって、母も妹も私も, 父方の親類・親戚とは縁が切れてしまいました. 

    しかし, 姉は姉・・・、父がなくなったあとも, いろいろ交際を続けていましたので, 何の "確執" もありません. 

    もうひとりの姪 (姉の長女) から電話があったとき, "おねえさん (私の妻) のおかあさんがなくなったとの知らせを受けていたのに, 父がしまいこんで長女の私に見せなかったので, いままで知りませんでした. おねえさんのおかあさんがなくなったのになにの返事もださないでいるのに, 私の母の一周忌に出席をお願いしていいのでしょうか？" と話していましたが, "私も高齢になって, コロナとインフルエンザのなか新幹線で岡山まで往復するのは死出の旅になりかねないので香典だけ送ります. 母の時に出した香典の額と同じ額を送ります. " と話して, 生前の姉とのまじわりを感謝する手紙を添えて送りました. 

    それで一件落着と思っていたのですが, 姪 (姉の次女) のご主人から, 上述の手紙が送られてきました. 私は彼と一面識もないのですが, 電話で話をしました. 電話でも, 彼が立腹しているのがよく分かりました. 姉の葬儀にも一周忌にも参加しなかったことを激しく怒っていました. しかし, 姉がなくなったとき, その知らせはありませんでした. 時節柄, 姉の葬儀は家族葬で行いましたという挨拶状が, あとで届いただけです. 姉の葬儀にも出ていないとなじられても・・・.  彼と電話をしたあと, 岡山の妹に電話して事の次第を告げますと, 妹は, "おにいちゃん、気にすることないわよ. 姪 (姉の妹) のご主人だって, 一周忌には出てこなかったのですから・・・. おにいちゃんに, 一周忌に出てこなかったといってクレームを出せる立場ではないわ・・・. 一周忌に出席しなければならないのに出席しなかったのは、姪 (姉の妹) のご主人だけでなく, 姉の長男も・・・. 父親と長男の間の確執があって, 母親の一周忌にも出てこなかったので, その怒りを, 何の確執もないおにいちゃんにぶつけただけ・・・" と話していました. 甥はなぜ, 母親の一周忌に出てこなかったのか・・・, またまた謎が広がりましたが, これ以上追究しないことにしました. 姪 (姉の次女) は, "夫が認知症かかってきた" と話しているとか・・・. 

    妻は, 妻の実家のおかあさんがなくなったとき, ４人の妹に家族葬にすると連絡したけれど, 返事があったのは, 千葉のおばさんだけ・・・. 東京・大阪・高知のおばさんからは, 何の返事もありませんでした. 妻は, "あなたは, おねえさんの一周忌に, おかあさんの葬儀のときの香典と同じ額を送って, すべきことをしたのですから, それでいいのでは・・・？ 今まで付き合っていなかったひとと交際することはないわ・・・.  認知症の症状が出ているなら, なおさら, 付き合えば付き合うほど泥沼状態に陥るわよ・・・" と話していました. 

    人生の晩年は, こうやって, ひとつひとつ人間関係が壊れて, 失われていくのですね・・・.