2024/02/10

詩の好きだった姉におくる詩・・・

    姉が嫁いでいったとき, 姉からもらい受けた本の中に, 詩集がありました. その中に加藤まさをという人の詩もありました. 

    ああ、さびしきはさびしきは
    花屋の窓に咲き誇る
    温室咲きのサクラソウ 
    外には冷たい風が吹き
    通りを歩く人々の
    肩にみぞれが散りかかる
   二月の街にいち早く
    悲しい春を呼ぶような
    花がほころび蝶が舞い
    小鳥が歌う春の日に
    君と別れて学び舎を
    巣立ち行く子のその胸に
    ああ、さびしきはさびしきは
    花屋の窓に咲き誇る
    温室咲きのサクラソウ
 
    中学1年生の時に, その詩を覚えました. 中学2年生から3年生, 島崎藤村の "若菜集" の詩を暗唱しました. その一節にこんな詩も・・・. 


    

    わかれといへば
        むかしより
    このひとのよの
        つねなるを
    ながるゝみづを
        ながむれば
    ゆめはづかしき
        なみだかな


   

    とほきわかれに
        たへかねて
    このたかどのに
        のぼるかな
    かなしむなかれ
        わがあねよ
    たびのころもを
    
    ととのへよ


    上の藤村の詩の一節の  "弟" は, 原文では "妹" です. 弟である私の姉に対するとむらいの言葉として "妹" という言葉を "弟" に変えました. 


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