2024/08/02

新時代の生徒指導・・・

    午前10:00, 妻は, 常夏川沿いの田畑転換した畑の草取りにでかけました. 鎌と砥石をもって・・・.

    私は, 体調の回復を待つことにして, BSの "新時代の生徒指導" という番組を見ていました. その中で, "サヴァン症候群" についての説明がありました. パソコンでその用語を確認しますと,

    "発達障害や知的障害(知的発達症)がありながら, 本人の知的能力と比べて驚異的な記憶力や高い計算技能などの突出した能力を持っていることを, サヴァン症候群と呼びます. ASD(自閉スペクトラム症)の人々の中に見られることが多く, ダウン症の発見者, イギリスの医師 J・ラングドン・ダウンがその概念を提唱し, のちに "サヴァン症候群" と呼ばれるようになりました.サヴァン症候群は, ASD(自閉スペクトラム症)の人に多く見られ, また, 一般的に男性に多く見られるといわれています. 言語や計算を司る大脳の左半球に損傷があることが指摘されています."

    "サヴァン症候群と一口に言っても, の能力は多岐に渡ります.     記憶     何冊もの難解な記述の本を一読しただけで覚えられたり, 記憶した記述を暗唱したり逆から読み上げたりできることもあります. ただし, 記憶した内容を本人が理解しているとは限りません.     音楽     音楽教育を一度も受けたことがないのに, 一度聞いただけの曲をそのまま弾けたり, 何千曲も暗記したりすることができる人もいます. 即興演奏や作曲などができることもあります.     美術     一度見ただけの写真をそのまま寸分の狂いもなく描ける人もいます. 動いている動物をみて筋肉の様子を記憶し, デッサンすることができる場合もあります.     数学     '1996年3月30日は何曜日?' といったカレンダー計算が瞬時にできる人が多く見られるのはサヴァン症候群の特徴のひとつです. また素数に敏感な人も多く, どんな複雑な計算も暗算でできる人もいます."     神学校をでたあと最初の任地は, 日本基督教団神奈川教区の開拓伝道でした. その開拓伝道所は, 横浜の新興住宅地にありましたが, そこに集まってきた方々は, 知識階級・中産階級のクリスチャンたちのサロンにしたいと願っていましたが, その最初の牧師として神奈川教区が招聘したのは, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の, しかも都市伝道ではなく農村伝道の神学校を出た私でした. 赴任した当初から, その伝道所を, 高学歴・高資格を持つ, キリスト教の名門で, 元日本基督教団総幹事の高倉徹牧師に移譲すべきであるとの主張があり, 赴任と同時に, 無学歴・無資格 (Academic Outsider)の私の排斥運動がはじまりました.私は右手関節炎を患い横浜日本赤十字病院で緊急手術を受けることになりました.北里大学医学部の教授が執刀してくださり, 握力は少なくなったものの筆記能力の回復が可能な状態になりました. そのとき, 開拓伝道所の教会役員たちが押しかけ,"吉田牧師が障害者になったかどうか" 確認を求めました.教授は, "普通は個人情報に属することは他言しないのだけれど,あまりに熱心にあなたのことを心配しておられるので, あたなに障害者手帳を申請するように指導するつもりだと話しました・・・" と私に話していました. そのあと, 開拓伝道所の教会役員たちは, "知識階級・中産階級のクリスチャンたちのサロンにしたいと思っているこの教会に, 自らも障害者になり, 障害児を持っている牧師は, この神奈川教区の開拓伝道である教会の牧師にふさわしくない! 即刻,辞任すべきである!" と強要してきました.私の娘は, 出産予定日より40日はやく未熟児で生まれてきましたが, 教会役員のなかの専門家は, "未熟児はかならずどこかに障害を持っている.よくて自閉症だ!" と主張される方が数人いて, 私は, 神奈川教区の開拓伝道を去ることにしました. しかし,問題は, 神奈川教区の開拓伝道から離れることでクリアされたのではなく, 私は, 自らも障害を持ち, その娘も障害児 (自閉児)であることで神奈川教区の開拓伝道から放逐された牧師として名を馳せることになりました. 妻は, 娘が, 神奈川教区だけでなく西中国教区の教会・牧師・信徒から,区の開拓伝道から障害児 (自閉児)であると烙印を押されたことについて, 幼稚園教師としての自分の経験から, "自閉症のこどもを教えたことがあるけれど, その子は優れた才能を持っていたの. 私の娘が自閉症だって, いっこうに構わないわ!" と話していました.     BSの "新時代の生徒指導" という番組を見ていて, 出てきた "サヴァン症候群" ・・・,妻が, 昔, "自閉症のこどもを教えたことがあるけれど, その子は優れた才能を持っていたの" と話していた幼稚園児は, この "サヴァン症候群" の事例であると思いました.

    神奈川教区の開拓伝道所の専門家 (大学教授・研究所所長・薬剤師など) が, 私の娘を, "障害児" あるいは "自閉症" と烙印を押したのは, 神奈川教区の開拓伝道の初代牧師である私を排除・疏外して, 元日本基督教団総幹事で, キリスト教名門で, 東京神学大学の "学長"の家系である, 高学歴・高資格の牧師を神奈川教区の開拓伝道の牧師に据えたいという要望が生み出した "捏造"・・・.その捏造された, "私の娘が自閉症である" との噂は, 娘が幼稚園・小学校・中学校・高校で勉学している間,ずっとつきまとっていました. 西中国教区の問安のとき, その噂が真実であるかどうかを確認するため, 西中国教区常置委員の一人である山口教会の信徒議員の精神科医の方が娘と二人で話す機会を求めて来られました. その結果は, "吉田牧師の娘さんは, 頭のいい子です. 私が質問をすると, その質問にどう答えたらいいのか, 考えて的確に答えます. 自閉児などではありません" と公表されたのですが, 神奈川教区・西中国教区の牧師・信徒たちは, "吉田牧師の娘は, '健常児' という名の障害児だ" との主張をくりかえしていました. 

    娘が大学進学をした年の西中国教区の総会の時, 山口教会の信徒議員で精神科医の方が, "吉田先生, 娘さんの大学入試はどうでしたか?" と問いかけて来られました.私は, "おかげさまで, 国立大学に合格することができました" と答えました."どこの大学ですか?" といわれるので, "福島大学の行政社会学科を後期試験で合格しました" と答えたところ, その精神科医の信徒議員の方,"みなさん, 今の吉田先生の話を聞いたでしょう. 私が言った通り, 吉田先生の娘さんは国立大学に合格したでしょう!" と西中国教区総会に参加された牧師・信徒に語りかけていました. しかし, 神奈川教区の開拓伝道所の専門家 (大学教授・研究所所長・薬剤師など) が, 私の娘を, "障害児" あるいは "自閉症" と烙印を押したことがもたらした影響は深刻で, その後もずっと続いていました. 西中国教区の牧師たちは, "あの自閉児が国立大学に合格できるはずはない. 不合格を隠すために, 娘を遠くにやって就職させているに違いない!" とのうわさが広まって行きました.娘が大学に入学してまもなく, 神奈川教区の開拓伝道の教会の役員の方から電話がありました. "教会役員のAさんが, 吉田先生の娘さんのことをとても心配しておられます. 一度, Aさんに電話していただけませんか?" といわれるので, 教えられたAさんの電話番号に電話してみました. そのときのAさんの最初の言葉は, "あの未熟児の娘は, どうなったのか?"  という言葉でした. "地方国立大学に合格して今そこで勉学しています" と答えたのですが, Aさん, "慶応大学には入れませんでしたか! アハハハ!" とせせら笑っていました.妻と私は, 娘を私立大学に進学させることを最初から考えていませんでした. 妻は, "あなたとわたしの娘ですから, かならず国立大学に合格できます" とずっと確信していました.

    高校入試のとき, 娘の担任教師は, "山口県立下松高校に進学することはできません.たとえ出来たとしても授業についていくことはできません" と指導されていましたが, 娘は, 下松高校に合格・・・. そして, 最初の実力テストは, 全生徒中7番目の成績でした. 国語の担任教師は,娘に, "高校の国語の教師" になることをすすめたようです.

    BSの "新時代の生徒指導" という番組を見ながら, 学校教師は, 玉石混交の世界であると改めて思わされました.

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