昨夜と今朝、ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読んでいました。昨夜と今朝、読んだ箇所は同じ箇所なのですが、同じ箇所でも昨夜読んだときと今朝読んだときでは、同じ文章が異なって響いてきます。
今回は、<閉ざされた世界>と<開かれた世界>について・・・。
<閉鎖的な世界>の住人は、<閉鎖的な範疇論>のなかで、自己完結的なものの見方・考え方をします。自由が行使されているように見えて、それは観念的自由の域を脱することができず、単に知識として自由を持っているにすぎない・・・。与えられた自由で、<閉鎖的な世界>にとどまり続けることになる・・・。
一方、その対極にある<開かれた世界>の住人は、<疑念>と<危険>にさらされつつ、<可能性>と<創造的精神>をもって、<本来的な自由>、知識としての自由ではなく、生きるための自由を行使する。人生はすべて、<閉鎖的で自己完成的な世界>ではなく、<さらに前進するための>道程であり、常に<閉鎖的な世界>に埋没することを避けて、その閉鎖性を打ち破り、<閉鎖的な世界>を<開かれた世界>につくりかえていく・・・。
筆者は、毎日就寝前に、その日の作業による疲れをとりのぞくために、OutStretch をしていますが、からだの疲れだけでなく、こころとあたまの疲れも 精神を OutStretch することで取り除く必要があります。毎朝、『英訳聖書』(NSRV)を読んでいるのは、こころとたましいの OutStretch のためであり、ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読みながら、自ら哲学をするのは、あたまの OutStretch のため・・・。
絶海の孤島に幽閉され、そこに数冊の本を持っていくことを許されたとしたら、筆者が選ぶのは、『聖書』と『万葉集』とヤスパースの『哲学』・・・。この3冊が筆者の人生の座右の書になります。
2021/11/16
<閉ざされた世界>と<開かれた世界>・・・
登録:
コメントの投稿 (Atom)
午前9:30-12:30 トマトの雨除け栽培用トンネルの屋根のビニール張り・・・
朝, 妻は, ソラマメ・レタス・サニーレタスを収穫, 野菜直売所湖南四季の里に出展しました. 妻が帰って来ると, すぐ棚田の上段の田畑転換した畑に設置した トマトの雨除け栽培用トンネルの屋根のビニール張りをしました. 午前11:00過ぎたころから小雨が降り...
-
猪苗代から戻ると、筆者と妻、すぐ着替えて農作業をはじめました。 妻は、段々畑の梅の木のある畑に作付けしたキュウリとインゲンの支柱のネット張り・・・。筆者は、棚田のひめのもちとはえぬきの田の草取り・・・。午後1:30~4:00、市販の農具を改造してつくった <水田熊手>型草取り器を...
-
1948年生まれ。出身地は、岡山県児島郡琴浦町、当時は、塩田と学生服の町でした。琴浦西小学校・琴浦中学校・岡山県立児島高校普通科出身。神学校は、鶴川学院農村伝道神学校。高校を卒業した後の職業は、大阪府職員、岡山県倉敷式の某医学研究所付属病院で臨床病理検査、さらにその後、専門商社に...
0 件のコメント:
コメントを投稿