昨夜、ヤスパース著『実存開明 哲学Ⅱ』の<第3章交わり>を読み終えました。人間関係についての哲学的考察・・・。
ヤスパースの『哲学』(全3巻)は、老年時代を生きる筆者にとって、とても親近感を覚える哲学書です。筆者のものの見方、考え方は、ヤスパースの哲学に色濃く染め抜かれていると言っても過言ではありません。筆者のブログ『部落学序説』の背景にあるのは、ヤスパースの哲学書から学んだものの見方、考え方・・・。
<第3章交わり>の中で言及されている人間関係の諸相は、74歳の筆者が自分の人生を振り返ったときに思い起こされるいろいろなひととの出会い、そして別れ・・・、それがどうのようなものであったのかを把握するときの類型になります。筆者の人生における大半の出会いは、非実存的な出会いばかり・・・。日本基督教団の牧師をしている間に出会ったいろいろな出会いも、非実存的な出会いがほとんど・・・。日本基督教団神奈川教区の開拓伝道に従事していたときの筆者の教区・教会の中での位置づけは、ヤスパースのいう《階級落伍者》・・・。日本基督教団元総幹事の牧師によって<無学歴・無資格、どこの馬の骨か分からない>とラベリングされた筆者は、知識階級・中産階級に属しない、そこから排除・疎外される・・・。その背後には、<悪意と侮辱と粗野な衝動性が、かくされている>。聖書の信仰と神学にもとづく<実存的交わり>からほど遠く、知識階級・中産階級の<サロン的交わり>以外のなにものもでもなかったようです。
2022/02/06
ヤスパース著『哲学』に対する親近性・・・
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