日本基督教団の隠退牧師である筆者、老後は、晴耕雨読に徹し、世間からは隠遁するのが一番ふさわしいようです。
小枝町にも、赤津村にも、湖南町にも、郡山市にも、関わりたくない。東日本大震災のあとと、翌年1月1日、かって東海村の原子力発電所で仕事をしていた、妻の実家のおとうさんは、福島の原発事故に深いショックを受け、<赤津が放射能汚染されていたら、もうここに戻ってこなくていい>と残念そうに話していましたが、筆者、<なにがあっても必ず帰ってきます。放射能汚染された田畑を除染する知識・技術を身につけて帰ってきますから、それまで元気でいてください>と話していました。筆者が真剣に話すので、妻の実家のおとうさんは、筆者に、<小枝町に住むようになっても、いいひとは一人もいないから、そのつもりで帰って来い。米も野菜も、最初から最後まで自分たちでつくれ。お前らなら、おらの田畑で有機・無農薬で米や野菜を栽培できる。農協には、かかわらなくてもいい。おまえらが営農するのに必要な農機具や営農資金は残しておくから・・・。ここらの農家に尋ねてもほんとうのことは誰も教えねえ。信用してええのは・・・>と話していました。そして、小枝町の農家の家族構成は職業、犯罪歴、いろいろな人間関係のトラブルについて、話を聞かされました。妻のふるさと・湖南に戻って10年・・・。おとうさんの生前のアドバイスがほんとうのことだと実感させられる日々です。
春になって、農作業がはじまりますと、季節に追われて農作業をすることになりますが、おのずと晴耕雨読の日々・・・。世間から隠遁して、妻と二人の百姓暮らしの日々・・・。雪がとけたら、まず最初に、妻の実家の田畑に電気柵をはり、国道294号線のバイパス工事で解体・撤去になった簡易温室の移築工事、昨年外装の作業を終えましたので、内装工事をして、温室を二重化、無加温の簡易温室にします。外装工事までは、解体したときの資材を再利用しましたが、内装工事の資材がなくなりました。あらたに横垂木、農業用ビニールを購入して、移築工事を完成させます。簡易温室を移築した、妻の実家の苗代田も電気柵で囲みます。数年前、イノシシにサツマイモを全部食べられてしまったので・・・。棚田の田の周辺に、出力の大きな電気柵を設置して、棚田の田で使用していた電気柵を苗代田に設置します。
2022/02/18
晴耕雨読に徹し、世間からは隠遁・・・
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