今朝6:00に起床、いつもの健康管理をしたあと、『英訳聖書』(NSRV)のヨブ記を精読していました。今日で、ヨブ記を読み終えました。6:30~9:30まで・・・。
旧約聖書のヨブ記は、聖書の神を信じる信仰者にとって、牧師や神学者にとって、おのれの信仰の姿を映し出す鏡であるようです。読むものの信仰の質によって、千変万化に変化する・・・。ヨブ記の注解者が、これまでの著作のすべてを集めて比較検証しても、そこに、ヨブ記が語り伝えている真意を把握しているという保証はなにもない・・・。ヨブ記を読む読者に対して、主なる神さまは、いわれるかもしれません。<おまえはおまえの理解する霊ににている。おれには似ていない!>と。
ヨブ記の最後で、主なる神さまは、ヨブに問いかける。ヨブは、その問いに対して答えることなく立ち止まる。主なる神さまがヨブに<Whi is this・・・?>と語り掛けられるとき、ヨブは<This is ・・・>と答えることなく沈黙する。主なる神さまの問いかけと、沈黙するヨブの間には、真実の橋がかけられる・・・。ヨブが<This is ・・・>とこたえようとすると、その橋はまたまた崩落してしまう可能性がある・・・。サタンが望んでいるのは、その主なる神さまとヨブの間にかけられた真実の橋の崩落以外のなにものでもないのですから・・・。ヨブは、ただ単に、<教義>として知っていた神と神の真実、神のことばを<主体的に自分の神として知った>というような単純なものでもない。ヨブは、ヨブの実存をかけて、主なる神さまの真実を真実と知って、その真実に生き続けることを決断したのだと思われます。<教義>から<主体的信仰>へ移行したとしても、ヨブの生き方にしめされる実存的生き方、信仰に触れることも、追従することもできない・・・。ヨブは、ヨブに<Whi is this・・・?>と呼びかける神の言葉が、ヨブ自身ではないことを最初から聞き取っていた。主なる神さまを信じているヨブに、神は決して、<Who is this・・・?>とは語り掛けられない。主なる神は、ヨブに<Who are you?>と語りかけたもう。
2022/02/14
『英訳聖書』(NSRV)のヨブ記を読み終える
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