2022/02/12

『哲学』(全3巻)の用語<突破>・・・

ヤスパースの『哲学』(全3巻)を読んでいて、時々、違和感を覚える言葉に遭遇します。たとえば、<突破>など・・・。

昨日、cocolog上の『部落学序説』の文章をBlogger上の『部落学序説』へ再掲する作業をしていたとき、筆者自身が、<突破>という言葉を多用しているのに気づきました。哲学者・ヤスパースが<突破>を実存哲学的に使用するのと同じ方法で・・・。筆者が、『哲学』(全3巻)をよみはじめたのは、73歳のときから・・・。その『哲学』(全3巻)に書かれていることと同じ使い方をしていることは、高校生のときから何度も読み続けているヤスパース著『哲学入門』の影響を強く受け続けたためであると思われます。

『部落学序説』で、筆者が立証しようとしていることは、被差別部落にまつわる「禁忌」をありのまま受け入れ、それを批判・検証し、その「禁忌」を突破することによって、「禁忌」を含む部落差別を根底から解体していくことです。

Blogger の検索機能は、とても便利ですね。高速で、自由自在に検索することができます。cocologの『部落学序説』をBlogger上の『部落学序説』に再掲するに際して、本来の章節項立ての構成を無視して、文章を章ごとに執筆準に再掲しなおすことにしたのは大正解です。キーワードから、筆者の思考・考察の時間的変遷もたどることができますから・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿

春の農作業は専業農家と素人百姓からはじまる・・・

    春の農作業は, 専業農家と素人百姓から始まります.     午前中, 棚田の田で作業していたとき, 他にも農作業をしている農家の姿がありました.     なにかにつけてお世話になっている, 湖南史談会会員で専業農家の御夫婦は, コメと布引大根の大規模生産者の方ですが, 種...