今朝4:00に起床・・・。いつもの健康管理をして、『英訳聖書』(NSRV)を通読、ヨーグルトとコーヒーを飲んで、妻の実家の棚田の田にでかけました。
妻は一足先に、軽トラで、棚田の雨除け栽培用トンネルの中の大玉トマト・ミニトマト、田畑転換した畑のながなす、段々畑のインゲン、キュウリ、キャベツの収穫にでかけました。筆者は自転車で、妻の実家の棚田の田へ・・・。
朝5:30~9:00まで、はえぬきの田の草取りをしました。朝、気温は24°C、湿度は92%でした。途中、小雨がふりはじめましたが、その小雨ではえぬきの葉がしっとりと濡れたころ、稲がなりはじめました。田の草をとるとき、はえぬきの葉と葉がすれあって、ちいさな鈴がなるようなシャーン、シャーンというきれいな、澄み切った葉音が聞こえました。稲の葉がすれあってなるときの音、シャーン、シャーンは、雌きつねの鳴き声そのもの・・・。
<いなり>あるいは<いなる>という言葉は、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された万葉集には出てきませんが、10世紀初頭に編纂された延喜式には<稲荷>という言葉が出てきます。民間宗教としての<稲荷信仰>は、修験道の流布にそって、全国的に広まっていったとか・・・。
筆者の祖父・吉田永學の先祖は、信州栗田村の真言宗・観聖寺の住職・修験僧の家系ですが、1637年(寛永14年)舜良坊・周順によって創建された観聖寺は、真言宗当山派の、伊勢の世義寺の末寺です。その跡地に住む吉田さんから、先祖が祈禱に使っていた掛け軸を預かってきていますが、その中に、きつねが描かれています。稲の豊作祈願の雨乞いに使われたようです。
今日、田の草取りをしていて、稲が鳴っているのを耳にして、いろいろなことが思い出されました。出穂期に雨がふると、稲のみのりがよくなる・・・、稲鳴るは、そのしるし・・・。
2022/08/03
稲が鳴る・・・!
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