2022/09/08

YouTubeで『部落探訪』の山口編を見る・・・

今日は、昨日に引き続いて、冷たい本降りの雨が降っています。

午前中、YouTube で、『部落探訪』という動画を見ていました。そういう動画が公開され、問題となっていることは前々から知っていましたが、ひとつの動画を最初から最後まで見たことはありませんでした。それで、今日、『部落探訪』の山口県版を見ていました。山口県岩国市を中心とした<部落>と思われる場所を<いきなり>尋ねて、そこが<部落>であるかどうかを<特定>するという内容の動画であるようです。

それを見ながら、筆者、『部落探訪』を実施して<部落>を探訪しているひとの視点・視角・視座はなになのだろうと、疑問に思いました。その動画のほとんどは、彼らが尋ねた先が<部落>であるかどうかを<特定>することにのみ関心があり、<特定>したら、彼らの<部落探訪>は終わることになります。そういう営みに、何のメリットがあるのか・・・? <部落>の定義はないとして、そのあいまいさに乗っかって、<部落>概念を拡大し、身元を隠している<部落民>をあぶり出そうとしている・・・。なにのために・・・? 各種同和対策事業が終了し、部落解放運動そのものが停滞していくなかでの、部落解放運動をさらに進展させていくための援護射撃として・・・? それが、たとえ、<部落>の側からの<部落>と<部落民>をあぶりだす行為だとしても、差別行為そのものでしかありません。

山口県立文書館の研究者たちの論文を読まないで、荒唐無稽な珍説を表面的に糊塗するその内容には、唖然とさせられます。山口県の<茶筅部落>を、竹細工で茶道の必需品である<茶せん>をつくっていた人々の末裔として、<部落探訪>するなど、笑止千万・・・!

法務省が閲覧禁止措置をとらないのは、とると、『部落探訪』をする人々のレポートしていることが<事実>であることを認めることになり、禁止措置が逆の意味を持ちかねないことを恐れているから・・・?荒唐無稽な<たわごと>は、黙殺するのが一番効果的・・・?

Gooblog の事務局の担当者なら、筆者のこの文章も、<差別文章>として閲覧禁止・削除処分にしてくることは間違いないでしょう。『部落探訪』は、部落解放同盟と暗黙裡の了解のもとに公開されているので、門外漢がその話題に横やりを入れて関与するのは、部落解放同盟に対する差別行為として断定する・・・とか、主張してくることになるのでしょうね、筆者の経験から推察しますと・・・。

ともかく、公開された動画『部落探訪』は<差別文書>です。

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