日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会に、神奈川教区の開拓伝道所から転任したとき、ある病院の院長をされている医師とその看護婦さんが尋ねてきて、英語で聖書を読みたいといいます。
その病院は、私の前任者が糖尿病で治療を受けていた病院ですが、病状が安定していたのに、糖尿病による失明の可能性を憂いて自殺したという出来事が信じられず、キリスト教会の牧師がなぜ、その程度の病気で自殺しなければならないのか、キリスト教と自殺の関係について考えて見たいので、<一緒に『英訳聖書』を読んでほしい>と、前任者の主治医であった院長と婦長さんに頼まれて、教会員が誰も出席しない水曜日の聖書研究祈祷会を、英語聖書研究会にして、1週間に1度、一緒に『英訳聖書』を読みました。 数年、『英訳聖書』を読んだあと、その医師は、<聖書の神を信じている人は、決して自殺しないということが分かりました。 自殺した牧師さんには、健康以外の別の理由があったのだと思います・・・>と話しておられました。
そのあとで、自殺したとされていた前任の牧師の自殺が自殺ではなく、<事故死>であることが分かりました。 前任の牧師の<事故死>を、それを引き起こした教会の求道者をかばった教会役員のひとりが、知人の警察官に頼んで<自殺>として処理してもらったと、その教会役員が話していました。 そのことがわかったとき、病院の院長と婦長さんとの英語聖書研究会は終わりを迎えました。
2023/04/22
ある病院の医師と看護師さんの3人で英語聖書研究会をしたことが・・・
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