昨夜も、『観聖寺文書』を判読していました。
くずし字を判読したあと、Word2019 に入力していきますが、その時使用するのは、単漢字変換辞書です。 しかし、その辞書は、漢音・呉音を漢字に変化するためのもので、近世くずし字を漢字に変換するものではありません。いままでは、<組み合わせ>変換で入力してきましたが、これからは、近世文書を読む機会が増えそうなので、MSIMEのユーザー辞書を使って、近文書判読用辞書を作成することにしました。
例えば、 「〜にて」は、 くずし字では、 「〜二而」ですが、組み合わせ変換を使用すると、「に」を入力して「二」に変換、「しこうして」を入力して「而して」に変換、 そのあと「して」を削除するのですが、「にて」と入力して「二而」と変換させるようにします。
「観聖寺」を入力するときも、毎回、「かんさつ」と入力して「観察」の「察」を削除し、 「せいしょ」と入力して「聖書」の「書」を削除、「てら」と入力して「寺」に変換するという組み合わせ変換を多用していました。 それを「くわんせうじ」と入力して「観聖寺」と表示させようとするものです。 短縮登録をします、「かせじ」で「観聖寺」を表示させることができます。
「観聖寺二而」は、「かせじにて」と入力して変換すれば「観聖寺二而」と入力できるようになります。
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