2023/09/23

今朝5:00に起床するも、頭痛と耳鳴りが酷くて・・・

    今朝5:00に起床・・・. 

    季節の変わり目, 風邪を引いたのか頭痛と耳鳴りが酷い・・・.  血圧を計ってみると, 最高血圧は140・・・.  6:00まで『英訳聖書』 (NSRV) を読んで床を離れましたが、妻に、"今日、棚田の田で草刈りをするつもりだったけれど、体調がよくないので中止する・・・" と話しかけますと, 妻は, ”そんなに急いで草を刈らないといけない状態ではないわ. " といいますので、朝のヨーグルトとコーヒーをのみながらテレビを見ていますと、こんな番組が放送されていました。

    日本人は農なき国を望むのか〜農民作家・山下惣一の生涯〜

    画面に, 有機・無農薬栽培する田の光景が流されていましたが, その畔は、現在の妻の実家の棚田の田とほとんど同じ・・・。 画面に出てきた田の生き物, ゲンゴロウ・タガメ・ミズスマシ・ミズカマキリ・アメンボ・カエル・シラサギ・・・、どれも妻の実家の棚田の田で日常茶飯事に見かけます。

    私が最初に山下惣一さんのことを知ったのは、日本基督教団の牧師になるために東京町田の鶴川学院農村伝道神学校に入る前に読んだ ”講座 農を生きる”シリーズと ”講座 日本農民” シリーズを読んだとき・・・。 日本基督教団の隠退牧師になり, 妻のふるさと・湖南に帰郷・帰農する前, 農文協の ”地域の再生シリーズ”を読みましたが, そのとき集中的に読んだのは ”百姓学宣言”の著者・宇根豊氏の著作でした.  今朝の番組の中にも, その ”虫見版”が出ていました.  その ”虫見板”、今も使っています. 

    今朝の番組では, 山下惣一さん, 2015年に ”小農で楽しく豊かに生き残ろう” といって ”小農学会”を結成したとか・・・.  ”強い農業が残るのではなく, 残った農業が強い” と, 拡大から持続へ, 競争から共生への農のありかたの転換を主張されたようです. 
 

    このブログは ”隠退牧師の百姓日記” ですが, 私のブログを見た元学校教師の知識人などは ”’百姓’という言葉は差別語だ. 差別語を使う隠退牧師の文章など読む必要がない” と批評される方々も少なくありませんが,  ”百姓” という言葉は人間と自然の回復の象徴でもあります。

    ”内からのまなざしとは, 在所の内側から, 自然の内側から, そして在所の人間の実感からのとらえ方をさす. 一方の外からのまなざしとは, 在所の外から, 自然の外から, そして人間の実感とは距離をおいたところから客観的にとらえる方法で, その典型が化学的な見方である. ・・・科学者は, 科学は私たちの百姓のまなざしとは関係なく成立するものだと信じている・・・しかし・・・百姓のまなざしには, 科学よりも大切なものがある・・・” (宇根豊)   

    頭痛と耳鳴りのする中で、目に飛び込んできた山下総一さんの目指す田の姿は、標高550mの湖南高原の妻の実家の棚田の田で, 妻と私が日常茶飯事に目にする光景でした. 

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