夜、Albert Memmi 著『差別の構造 性・人種・身分・階級』の続きを読みました。 今夜で、92ページまで読み終えました。
被差別者が<自己の解放>を企て、一般国民が彼らの<復権要求>に賛同しはじめたとき、左翼主義の解放運動に限界が訪れた・・・。 被差別者に代わって解放運動を起こし、被差別者の解放と益をもたらすはずの左翼主義の運動の欺瞞性と詐欺性が明らかにされ、解放運動は被差別者からの信頼を失ってしまった・・・。
その結果、左翼主義の解放運動家は、<イデオロギー的混乱>に陥ることになった・・・。 ①右翼と同化して、自らのそれまでの左翼主義運動の失格者にしたり、②左翼主義の解放運動の自己矛盾に目をつぶり自己矛盾を生き抜こうとしたり、③左翼主義の解放運動から<引退>、解放運動そのものを<麻痺>させてしまう・・・。 この<三つの場合を通じて、左翼は無効性と自己放棄>に至る・・・。 左翼主義の解放運動は被差別者になんら良きものをもたらさなかった。 彼らは、被差別者のための解放運動と称して被差別者を騙し、被差別者が受けるべきものを詐欺・詐取して終わることになった。 左翼主義の解放運動がすすめられていくなかで、いつのまにか、<一番大事なものが途中で死んで>しまった・・・。
一番大事なものとは、左翼主義の解放運動が無視・軽視してきた被差別者の歴史的・社会的・文化的<真実>・・・。 経済的貧困からの解放より、被差別者を拘束する差別思想の不真実から真実への解放・・・。 被差別民衆は、やがてその真実にたどりつき、自らの手で真の解放を獲得することになる・・・。
2023/09/19
左翼主義の解放運動の限界・・・
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