2024/05/16

こころとからだとたましいと・・・

    高齢者にとって大切なのは、こころとからだとたましいの健康を保つこと・・・.

    こころとからだとたましいのうちひとつでも健康を損なって病気になりますと, その他の健康な部分も病んできます. からだをおろそかにするものは, やがてこころとたましいを病み, こころをおろそかにするものは, やがてからだとたましいを損ない、たましいを顧みないひとは, やがてこころとからだを病んで失意の老後を過ごすようになります. 

    こころとからだとたましいのすべてにおいて健康を保つこと, それだけが老後の生活と暮らしを安定させたものになります. 

    人間は, 五感と五欲を持つ存在と言われますが, 五感とは, 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のこと・・・. 五欲とは, その五感によって引き起こされる欲望のこと・・・. 別の言い方では, 食欲・財欲・色欲・名誉欲・睡眠欲のこと・・・. 

    高齢になればなるほど, 五感が正しく機能するように健康管理に留意しなければなりません. ひとつの保守を怠ると, 次から次へと他の機能が衰えて行きます. 高齢者は, 五欲に対しても自制を常にこころがける必要があります. それを怠ると, あるいは無関心になると, 徐々にその五欲に支配され, 自分自身の尊厳すら失ってしまいます. 

    私の祖父・吉田永學の先祖は, 1637年 (寛政14) に開山された信州栗田村の太子堂でもある真言宗観聖寺の住職・修験僧ですが, ほとんどの先祖は90歳を超えて長生きしています. 60歳で "修験僧" を隠退したあと, 90歳になるまで観聖寺の "住職" をつとめたようです.  "住職" になったときの名前には, "學" を末尾に付けるのが常・・・. 昔は, 人生の節目・節目で, その名前を変えたようですから, 1人の先祖に複数の名前が付けられています. 史資料の中から, "〇學" を探索することで, 先祖の "修験僧" であったときと, "住職" であったときの生きざまを追跡することができます.   

    真言宗観聖寺の住職・修験僧は, 民間宗教者であると同時に民間医療者でもあったのですから, 自らの健康管理も徹底していたのでしょう. "観聖寺文書" の中には, その一端を知ることができる書簡が含まれています. 

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