夕食の時、筆者、読み直していた、くらしと環境を考える会編『市民読本 「水と食」くらしと文明を考える』の冊子をテーブルの上に置いたとき、妻が、語り掛けてきました。<あなた、そんな冊子、もってたの・・・?>
その冊子は、日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、山口県立下松工業高校の Fujimura 先生が主催する<読書会>に、西日本新聞の記者の方の紹介で参加していましたが、そのとき読書会のメンバーの、小学校教師の Isemoto 先生からいただいた冊子です。今から、40年前の話し・・・。
妻は、40年も前に、環境保全型農業や、有機・無農薬栽培に関する資料を集めていたことに驚いていたようです。<あなたは、湖南に帰郷・帰農して、突然、有機・無農薬をはじめたのではないのね・・・>と、あらためて感心していました。
この冊子をくださった Isemoto 先生は、そのクラスの生徒たちにも、この冊子に書かれていることを教えておられたようです、この Isemoto 先生が尊敬すべき教師である点は、生徒に教えるだけでなく、自分の住居を農村の農家に移し、田畑を借りて、早朝や週末には、有機・無農薬でコメや野菜を自給用に栽培しておられたこと・・・。Isemoto 先生は、有言実行のひと・・・。
妻は、<あなた、山口にいた30年間、いろいろな、いいひとに出会ったのね。わたしの何倍も、何十倍も・・・>と話していました。筆者、<そうだね。その反動なのかもしれないが、なぜか、福島で山口の教師のような人々にほとんで出会ったことがない・・・>と答えました。<ところかわればひとかわる>って言われるから、それはやむを得ないことなのかもしれませんが・・・。
2022/09/04
あなた、そんな冊子、もってたの・・・?
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