2005年、インターネットのブログ上で『部落学序説』の公開執筆をはじめたとき、筆者が持っていた島崎藤村の著作は、『若菜集』・『桜の実の熟する時』・『破戒』・『家』・『夜明け前』、それか、平野謙著『島崎藤村』だけでした。
しかし、2013年、日本基督教団の隠退牧師になり、妻の故郷・湖南に帰郷・帰農したあと、『部落学序説』の執筆継続のために集めた史資料の中には、『藤村全集』&『島崎藤村事典』があります。『島崎藤村事典』の<破戒>の項には、その解釈をめぐって、いろいろな可能性があることが提示されています。『破戒』を通り一遍の差別文書に還元してしまうような暴挙を否定してしまうような視点・視角・視座も・・・。
日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたとき、部落解放同盟山口県連新南陽支部の書記長さんから、その被差別部落の歴史を調べてほしいと頼まれたときの、筆者の手元にあったのは、『歴史学研究法』・『地方史研究法』・『民俗学の方法』・『民俗探訪事典』・『習俗』・『取材学』など、新書や文庫ばかり・・・。徳山市立中央図書館の郷土資料室で文献を漁りながら、徐々に、歴史研究法をみにつけていきました。それから考えますと、40年後の筆者は、多くの良書、史資料に囲まれて、書斎で、パソコンを操作しながら執筆活動をすることができる環境下にあります。それを無駄にすることなく、書き残さなければならないことは書き残さなければ・・・。
2022/09/01
『藤村全集』&『島崎藤村事典』・・・
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