今日の午後、Alfred Adler 著『MenschenKenntnis』のページをめくっていました。
Alfred Adler の父母はユダヤ人であり、彼の妻もユダヤ人で、オーストリアの精神医学者であり心理学者・・・。
筆者、同じオーストリアの精神医学者であり心理学者である Sigmund Freud の世界には入っていくことはできませんが、Alfred Adler の世界は、なにとなく理解できそうです。<すべての(差別)現象の根底に横たわっているのは、われわれの文化の誤りである。われわれの文化に一度偏見が浸透すると、それは至るところに入り込み、あらゆるところで見られるようになる・・・>。
無学歴・無資格(Acadeic Outsider)の筆者、3,600冊のほとんどの蔵書は、どこかでつながっています。Aという本に紹介されているB・Cという本を読み、Bに紹介されているD・Eという本を、Cに紹介されているF・Gという本を読み、さらに、D・E・F・Gに紹介されているH・I・J・K・L・M・N・Oという本を読む・・・、そのような形で自然に増えて行った本がほとんどです。そのため、筆者の蔵書3,600冊は、全体としてひとつのデータベースとして構築されています。
そのため、筆者の読む本はある志向性を帯びてきます。その志向性になじまない分野のほとんどの本はまったく読んでいない場合も少なくありません。それをカバーするために集めたのが、心理学分野でいえば、平凡社『新版・心理学事典』、『誠信心理学辞典』、弘文堂『精神医学事典』・・・。
自覚的に無学歴・無資格(Academic Outsider)を生きるのは、それほど簡単なことではありませんね。
2022/11/20
Alfred Adler 著『MenschenKenntnis』の本・・・
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