2022/11/19

『日本後記』を読み始める・・・

夜、気分転換に、『日本後記』を読み始める・・・。

『日本後記』は、792~833年に至る<40年余りの歴史>が記述されています。桓武・平城・嵯峨・淳和朝にいたる4代の歴史です。この時期に、それまで、日本の軍事・警察が混沌として一体化されていたのを、軍事と警察を明確に区分して、別組織として再編されます。

筆者は、日本の被差別部落の人々の先祖の歴史は、この時代にまでさかのぼると推察しています。しかし、そのための一級史料である『日本後記』をこれまで読んだことがありません。それで、筆者、インターネットの日本の古本屋経由で、日本の古代史・中世史に関する文献を集めてきました。といっても、無学歴・無資格(Academic Outsider)である筆者の蔵書は、質量共に評価するに値しないものですが、せめて、『日本後記』は、通読しようと、前々から思っていました。

『日本古代史事典』・『日本古代史研究事典』・『中世史ハンドブック』・『日本中世史研究事典』・『古代郷土史研究法』・『日本古文書学講座 古代編』・・・、いずれも、ブログ『部落学序説』執筆後に入手したものです。日本基督教団西中国教区の山口のちいさな教会の牧師をしていたときは、10数分くるまを走らせると、徳山市立中央図書館郷土資料室の蔵書を随時閲覧することができたのですが、妻の故郷・湖南に帰郷・帰農してからは、図書館は遠い存在になってしまいました。片道40~50分・・・、半日から1日がかりの図書館通いになってしまいますので、実際上、郡山市立図書館に赴くことはできません。それで、基礎的な文献は集めることにしたのですが、筆者の書斎にある古代史・天皇史関連の書籍は、100冊ほど・・・。

無学歴・無資格者(Academic Outsider )の独学も、楽ではないですね。肥後和男や金子武雄の研究法とその結果を読んでいますと、ほんものの <Academic>なひとがどういうひとなのか、筆者は、尊敬の念をもたざるを得ません。金子武雄の『延喜式祝詞講』をひもとくにつけ、そう思います。

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