昨夜、アーレントの『暗い時代の人々』を読み、今朝、5:30に起床、いつもの健康管理をしたあと『英訳聖書』(NSRV)の通読、そのあと『Wisdom of Solomon』を読んでいましたが、アーレントの言葉と『Wisdom of Solomon』の微妙な一致・・・。アーレントは、真正の聖書の神の信仰者なのでしょう。ヤスパース同様、無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者が安心と信頼をもって、耳を傾けることができる哲学者であるようです。
『Wisdom of Solomon』が書かれた時代も、アーレントが生きていた時代も、そして、共産主義国家・ロシアが、ウクライナ侵略戦争をはじめ、ウクライナの領土を占領、そのインフラとウクライナ国民を殺戮、その歴史と文化を破壊しようとしている、しかも、そのロシアのアナクロニズム的な人間と人権に対する暴挙を有効な方法で押しとどめることができない周辺諸国の苦悩が続く現代・・・、極めて同質な時代であると思わされます。その暗き時代にどのように生きることができるか、生きなければならないか・・・、いろいろ考えさせられた夜と朝でした。
アーレントに対する誹謗中傷・罵詈雑言は少なくないのですが、『アーレント=ヤスパース往復書簡』のヤスパースの手紙からは、ヤスパースは、アーレントに対する誹謗中傷・罵詈雑言には一考だにすることなく、アーレントの哲学と生き方を敬意をもって見守っているようです。『Wisdom of Solomon』の著者も、モーセの信仰と生き方に強い共感と連帯意識をもって、執筆しているようです。
2022/11/24
アーレントと聖書・・・
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