2022/11/29

老後の読書生活は、最初に読みたい本をそろえることから・・・

老後の読書生活・・・

いろいろな形態があると思われますが、60歳になって年金の一部が入るようになってはじめた古書・古本集め・・・。最初は、医学書を集めることにしました。65歳になって、日本基督教団の隠退牧師になり、妻のふるさと湖南に帰郷・帰農したときの健康管理のため・・・。なにしろ、湖南の赤津村は、長い間、そして今も、無医村なので、自分の健康は自分で守る必要がありましたので・・・。そのときの集め方は、1960~1980年代の国立大学医学部のカリキュラムと教材・参考資料を参考にして、医学専門書を体系的に集めました。必要に応じて徐々に勉強していくというのは、ほとんど意味がありませんから・・・。認知症になりかかってから、認知症の医学専門書を読んでも、何の意味もありませんから・・・。

医学関連の読書と同じで、他の分野においても、最初に、体系的に書籍を集める必要があります。フィクションの世界ではなく、ノンフィクションの世界での読書は、常に全体像を頭にいれながら個々の分野を学んでいくことになります。

『日本語で引く英語類語辞典』の<学ぶ>の項目には、このような説明がありました。

learn:学習により自分の知識や技術を新たにふやすこと。
study:系統的で精力的な読書や考察を通して学ぶこと。

大系的に学ぶというのは、learn ではなく study であるようです。筆者のブログ『部落学序説』は、筆者の learn ではなく、study から生まれたもの・・・。どの部分も、その背景には、史資料・文献があります。根拠のない思いつきで書いた文章はひとつもありません。公開された文章に対する批判なので、誰でも、いつでも、その批判が正当であるかどうか確認することができます。

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