2022/11/21

コセリウ著『一般言語学入門』を読むために・・・

今日、フランス語の学習用教材がそろいました。

1.『仏和中辞典』
2.『ポケット仏和・和仏辞典』
3.『絵で見るフランス語1』
4.『入門 フランス語文法』
5.『基礎フランス語文法』   

コセリウ著『一般言語学入門』にこのような文章がありました。

<ロマンス語域(ロマニア)の周辺地域にあるスペインとルーマニアにおいては、「美しい」という概念はラテン語 formosus を継承する形式で表現されるのに反し、同じ言語域の中心地域であるフランス(ガリア)とイタリアにおいてはラテン語(俗語ラテン語)bellus の継承形式が用いられる。同様に、スペイン語とルーマニア語は「より多い」を表わすのにラテン語 magis から来ている語を用いるが、フランス語とイタリア語はラテン語(俗ラテン語)plus から来ている語を用いる。このことから、ラテン語 formosus と magis はそれぞれの機能において bellus と plus よりも古いという結論が得られる>。

コセリウ著『一般言語学入門』を読んで理解するには、スペイン語・イタリア語・フランス語のそれぞれの入門書・文法書・辞書が必要と判断して、インターネット経由で、5冊×3言語の教材を注文しました。コセリウ著『一般言語学入門』などの本を前にすると、筆者、こういう文章がすらすらなんの抵抗もなく読める高学歴・高資格の日本の学者・研究者・教育者と、無学歴・無資格、学問とは無縁の、より接近しても Academic Outsider でしかない筆者との間に、超えることができない大きな溝・淵があることを認めざるを得なくなります。

<無学歴・無資格>を標榜する筆者、Inferiority Complex や Superiority Complex とは無縁の、高学歴・高資格者に対して敬意の念を抱きます。彼らに対して Inferiority Complex を抱くなど、100%ありません。

ともかく、言語学・論理学・解釈学・哲学の世界に身を置いて、English Wriiting 『部落学(Research on Buraku Discrimination in Japan)』を執筆する知的環境・知的ツールを入手することができました。人生の晩年は、荒探しにちまたのごみ箱を漁るような生き方ではなく、秀峰を見上げて理想に生きる生き方に徹したいと思います。

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