筆者、まもなく75歳になり、後期高齢期に入ります。
後期高齢期に、どのような生き方をするかは、前期高齢期にどのように生きてきたかによって、その<道>が方向つけられます。前期高齢期は、<定年退職後>の生き方によって、<定年退職後>の生き方は、壮年期の生き方によって、壮年期の生き方は、青年期の生き方によって、青年期の生き方は学童期の生き方によって、学童期の生き方は幼児期の生き方によって、幼児期の生き方は両親によって、両親の生き方はそれぞれの両親によって、さらに・・・、とずっとさかのぼっていきますと、筆者と妻の現在の生き方は、主なる神さまが筆者と妻に与えてくださった、聖書の神を神と信じる信仰の道によって、さまざまな影響と導きを受け、現在の生き方へと結晶していると思われます。
アーレント著『暗き時代の人々』の中でとりあげられた人物のアーレントの批評の中に、<物語の哲学>という言葉がありました。ひとは、自分の人生を真剣に生きていくときには、その人生がどのような背景のもと、どのような負い目を負わされていたとしても、そこには物語りが生まれる。物語り、自分の人生の歴史に関心を持たないひとの人生ほどみじめな人生はない。差別され、抑圧され、疎外され、排除され、抹殺されようとも、ユダヤ人としてのさだめを、神によってあたえられた所与として生き抜いてきた人々の生きざまに、無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者、限りない、深い共感を覚えます。
2022/12/16
後期高齢期の生き方・・・
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