2022/12/17

午後、『New Handbook of English』の第5篇・作文と英訳を読む・・・

午後、居間のまめたんこたつに足をつっこんで、研究社の『New Handbook of English』(1967年)の第5篇・作文と英訳を読んでいました。55年間も、筆者の英語文法の教科書であったとは・・・!

大学進学の夢が絶たれたとき、独学のために入手した文法書です。

今日、Amazon に注文した、『ライティングのための英文法ハンドブック』のレビューには、こんな言葉がありました。

<現代の辞書と文法書がかなりダブってきている傾向がライティングにまで及んだという新機軸の画期的書。辞書でジーニアスが新展開の道を作ったように、本書が単なるネイティブによるミス指摘型の指南書とは全く違う道を作っていると推察される。

辞書の世界では文法書のお株を奪うほどの語法充実ぶりが見受けられる。そして、語選択も膨大なコーパスを構築してその分析結果を反映するのが当然となった。

そんななか本書では、何か文章を書き出すとき、どんな種類のものが主語となり得、どのような構文を取るか、そしてその中にどんな助動詞や動詞が続くのか、連鎖する修飾語句はどんなものかというのをコーパスを使って多用されるうちの主要なものを具体的に挙げて、標準的で違和感の少ない英文が作れるようにと意図されている>。

Amazon からのメールでは、すでに発送したとか・・・。古本であるにもかかわらず、すみやかた対応、昔は、書店で新本を注文すると、入手するのに最低でも1週間はかかったのですが・・・。

『New Handbook of English』に、このような言葉がありました。<自分の使いこなせるだけの英語を使って楽に自分の思うことが言い表せるようになって、はじめてじょうずな和文英訳を心がけるべきなのである>。筆者が、Emglish Witing で、『部落学』(Research on Buraku Discrimination in Japan)を執筆するためにあつめた資料は、中学3年~高校1年程度の英語で英語論文がかけるようになるための本ばかりです。無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者の身の丈にあった English Writing です。

ブログ『部落学序説』をかきはじめたとき、高学歴・高資格を誇る部落史研究の学校教師から、<歴史研究法を読んだところで、歴史論文が書けるはずがない・・・>と愚弄されたことがありますが、今回も同じ愚弄を繰り返されるのでしょうね・・・、無学歴・無資格(Academic Outsider)である筆者が、<English Writing に関する本を読んだところで、英語論文が書けるはずがない>と・・・。『New Handbook of English』も『ライティングのための英文法ハンドブック』も<ハウツウ>ものでしかありませんから・・・。今回、English Writing のために集めた、辞書・事典・例文集の40冊は、初心者向けの<ハウツウ>ものばかり・・・。

昔と違って、今は、大学を出たということは、自由に、English Writing で英語論文を書ける能力を身に着けているということを意味するのでしょう。今の日本の社会には、大学を出ていない者に、英語論文など書けるはずがないという、<学力>を<学歴>でしか判断できない人<学歴差別主義者>という魑魅魍魎が、跳梁跋扈ているのでしょうね・・・。そうでなければいいのですが・・・。


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