無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者、<教育学>とは無縁の存在です。
今日の夜、田中智志・山名淳著『教育人間論のルーマン 人間は<教育>できるのか』(2004、勁草書房)をひもといていましたら、おもしろそうなので、通読することにしました。ルーマンは、一貫して近代教育学を批判してきた社会学者であるようですが、この本を通じて、社会学者ルーマンの、教員批判、教育批判、教育学批判の方法を学びとることができるかもしれません。それを手掛かりにして、同和教育に携わる教員批判や同和教育批判の方法を、論理的に身に着けることができるかもしれません。
<はしがき>に、<日本の教育学者たちは、ごくわずかの研究者をのぞくなら、ルーマンにほとんど関心を示してこなかった>とありますが、<近代人間学に支えられてきた近代教育学の破たんが顕わになりつつあるこの時代において、人間を語る上での大切な言葉>である<自己生成>(自己創出)は、<新しい教育の実践理論>は、<「発達」概念によって十分に表現できない人間変容の特徴をあらわす概念>でもあるようです。
こんなことを書くと、またまた、教員を名乗る方から、<無学歴・無資格のあなたが、教育学の深遠な理論などわかるはずがない>と罵倒されることになるかもしれませんが、わかるか、わからないか、まずは読んでみなければ・・・。
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