2022/12/25

<老い>について・・・

今朝、5:30に起床・・・。部屋の温度は、2.0°C・・・。北国・雪国にある、妻の実家の家で、<昭和の暮らし>をしている筆者と妻、妻の寝室には、昔ながらの石油ストーブが1台、筆者の寝室には、今流の空気清浄機能のついた電気ストーブが1台あるのみ・・・。ストーブの前でからだを温めることはできても、部屋全体をあたためることはできません。

今朝、いつもの健康管理をしたあと、『英訳聖書』(NSRV)を読み、そのあと、シモーヌ・ド・ボーヴォワール著『老い』を通読しました。シモーヌ・ド・ボーヴォワールの<読書量>に、無学歴・無資格(Academic Outsider)の筆者、あ然とさせられます。さすが、高学歴・高資格(Acadeic Insider)のシモーヌ・ド・ボーヴォワール・・・。ハンナ・アーレントに勝るとも劣らぬ博学、哲学・・・。

筆者、75歳になり後期高齢期に入ったのを自覚して、老いについて再考察するために、
シモーヌ・ド・ボーヴォワール著『老い』の通読を決めましたが、75歳になった筆者の老いを自覚的に認識・考察して、75歳を生きようとする筆者、シモーヌ・ド・ボーヴォワールにいわせると、同じ年代の高齢者の中では、あまり一般的ではなく、通説や常識から逸脱した存在であるようです。シモーヌ・ド・ボーヴォワールは、<老い>について研究するとき、その研究対象を高学歴・高資格の、知識階級・中産階級の高齢者を対象にすると宣言していますが、シモーヌ・ド・ボーヴォワールが研究対象にしなかった無学歴・無資格、一般の民衆であり下層社会に属する筆者が、高学歴・高資格の、知識階級・中産階級の高齢者の<老い>と異なる生き方をしていても不思議ではありません。そこには、<貧しきがゆえの豊かさ>があります。<富めるもの>が決して味わうことのない豊かさが・・・。

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