2023/11/08

しずかなしずかな里の秋・・・

    午後2:15-3:15, コシヒカリの籾摺りをしました. 

    そのあと, 妻が, ”朝, 棚田の田に行ってみたら, いろいろ荒らされていたの・・・. 動物ではなく人のしわざ・・・. また例の農家の人, 病気がはじまったのかしら・・・” と心配していたので, 様子を見に行きました. 

    棚田には, 人影なし・・・. 野生動物や野鳥の姿もほとんどなし・・・. ただ, カケスが4~5羽騒いでいただけで・・・. ついでに, 荒らされたところをすべて修復して帰ってきました. 午後の作業は, 2:15~4:00・・・. 

    しずかなしずかな 里の秋・・・. 

    小学生のときに習った唱歌に, ”里の秋” があります. 

    しずかなしずかな 里の秋
  お背戸に 木の実の落ちる夜は
  ああ かあさんとただ二人
  栗の実煮てます いろりばた

  明るい明るい 星の空
  鳴き鳴き 夜鴨の渡る夜は
  ああ とうさんのあの笑顔
  栗の実 食べてはおもいだす

    続く戦前の歌詞は, 

    きれいなきれいな 椰子の島
  しっかり守って くださいと
  ああ とうさんの ご武運を
  今夜もひとりで 祈ります

    戦後には, 次のように読み替えられました. 

    さよならさよなら 椰子の島
  お船に揺られて 帰られる
  ああとうさんよ 御無事でと
  今夜も かあさんと 祈ります

    この3番目の歌詞は, ”’里の秋’ という歌詞は, 昭和16年 (1941年) 太平洋戦争の最中, 東北の田舎を舞台に戦地の父への慰問文として書かれたもので, 曲はついていなかった. ” そうです. 

    妻の実家のお父さんも出征し, 駆逐艦梅で水平をしていたようです. そのときの記念写真が今も部屋に飾られています. 妻のおとうさんのおとうさんは, 妻のおとうさんが出征するとき, ”生きて帰れ! 生きて帰って, お前の為に買っておいた田を耕せ! ” と語りかけたそうです. その田が, 今, 妻と私がヒメノモチ・はえぬき・コシヒカリやトマト・メロン・スカイをつくっている棚田の田・・・. 妻の実家のお父さんは, 一人娘の妻との結婚の承諾をもらいに尋ねたとき, 条件をひとつ提示してきました. ”どんなに歳をとってもいいから, 必ずふたりで元気で仲良くここさ帰ってくること・・・. ” 妻のふるさと・湖南の田畑は, 死んで帰る場所ではなく, 生きて帰る場所・・・

  明るい明るい 星の空
  鳴き鳴き 夜鴨の渡る夜は
  ああ とうさんのあの笑顔
  栗の実 食べてはおもいだす

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