以前, 湖南史談会で湖南の城跡の写真を撮ったとき, 私は, 赤津村のYoshidaさんと一緒に, 赤津村の朝日城跡と夕日城跡を尋ねました. 朝日城跡を尋ねるとき, 雑木林の木々に覆われた道なき道をすすみましたが, そのとき赤津村のYosihidaさんから, クマに出会わない山歩きの方法を教えていただきました.
それは木の枝を拾って、それで杉や雑木の幹をたたきながら歩くと、その音を聞いたクマは遠ざかって行ってくれるので, 子どもの頃から高齢になるまで一度もクマに遭遇したことはないのだとか・・・.
諏訪神社の世話役の一人をしていたとき, 諏訪神社の雑木の蔦を刈り取ったことがあります. その刈り取った蔦、誰も持っていかないので枯れて山のなぞえに横たわっていました. 私はそれを持って帰って, 杖になりそうなところを切り取って, 足に杖用のゴム靴をはかせて、ニスをぬって私の杖にしました. 今日, 妻が長福寺から持って帰った塔婆を, 妻のおとうさんとおかあんの墓に持っていくとき, 妻は, クマ鈴をつけて, 私は持っていった杖で杉の幹をたたきながら墓地に行く急な坂道を上りました. そのとき, 杖でたたいた杉の木は, 谷に響き渡るような音を立てていました. もしかしたら, クマ鈴の音より、遠くに, 谷全体に響き渡ったのかもしれません. 谷にウグイスの鳴き声が響き渡るように、杉の木のさわやかな音が響き渡っていました.
2023/11/23
諏訪神社の蔦でつくった杖で杉をたたくと・・・
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