昨夜, テレビで "八重子のハミング" という映画を見ていました.
今朝, インターネットで見たその映画の解説には, このような説明がありました. "4度のがん手術を受けた夫と, 若年性アルツハイマー病を発症した妻の絆を, 実話をもとに描く. 胃がんを発病した夫・誠吾を支え続ける妻の八重子に若年性アルツハイマー病の疑いがあることが明らかになった. 誠吾は4度のがん手術から生還することができたが, 八重子の病状は進行し, 徐々に記憶をなくしていく. 介護に苦闘しながらも八重子との時間を愛おしむ家族たちと, 妻に寄り添い続ける誠吾の12年にもわたる日々が描かれる・・・. "
原作の案内文には, "自らはがんを発病, 4度の手術から生還し, アルツハイマーの妻を11年間介護した夫. 思いもよらなかった夫婦同時発病, これは4000日余りにも及んだ老老介護の軌跡である. 迫り来る死の影に怯むことなく闘病, 介護を続けながらも夫婦愛を浮き彫りにしている. 彼が詠んだ約80首の短歌と共に綴り, 現代の「智恵子抄」とも評された話題の単行本, 待望の文庫化. 単行本発売数か月後に他界した, 愛妻の想い出を偲んで文庫用に加筆. "
12年4000日余り・・・, それは, 妻が, 妻の実家のおとうさんが心臓発作で急逝したあと急速に認知症が悪化していった, 妻の実家のおかあさんの介護年数・介護日数とほぼ同じ・・・. "八重子のハミング" という映画が描く認知症の介護・看護に関する深刻で暗いイメージだけでなく, いろいろな笑いとユーモアにも溢れ, 介護猫とかした黒猫黒兵衛と認知症のおかあさんの交流は, 思い出してはほっとすることも少なくありません. 死を前に, 妻の実家のお母さん, 妻に, 介護する妻に, "おらのことを世話してくれてたのは, A子だったんだなあ、ありがとな・・・" と語りかけていました.
それにしても奇妙な一致・・・. 認知症の父・母, 夫・妻の介護には, 12年4000日余り の年数と日数を求められる・・・. その日々をどのように刻んでいくか, ひとそれぞれ・・・. 共に生きることが許された 12年4000日余り を感謝して受け入れる以外に悔いを残さない生き方はない・・・.
2024/04/09
八重子のハミング・・・
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